2/6(土)の東京競馬場

トピックス

●白富士ステークスは東京巧者トウショウウェイヴが優勝。

東京開催2週目、土曜のメインレース白富士ステークスは、吉田豊騎手騎乗のトウショウウェイヴが2.00.6のタイムで差し切り勝ちを決めた。

手綱を取った、吉田豊騎手は「府中は合いますね。調教で乗った時は、冬場で絞りきれずちょっと太いかなと思いましたが、体重は前走と同じくらいだったのは良かったですね。トボけるところのある馬ですが、一生懸命走ってくれたのでそれが収穫です。これから重賞でも頑張って欲しいです」と、レースを振り返った。

同馬を管理する大久保洋吉調教師も「ブリンカーがききましたね。最近はズブいところが出てきたようですが、今回は楽に良いところにつけられましたし、行きっぷりが違いました。府中だと馬が勝ち方を知っているようだ、と鞍上も言っていました。今後は様子を見ながら使うレースを考えたいと思います。秋には大きいところを、2000mを使いたいなと思っています」と今後の大舞台での活躍に期待をかける。

東京6レースの4歳上500万下も、エイシンフレンチで吉田豊騎手と大久保洋吉調教師の師弟コンビが制した。
道中は後方からレースを進め、直線で鋭く伸びて差し切り勝ち。
「長いところが合いますね。テンにモタモタするところがあるので、中山よりも府中の方が良いと思っていました。レースも良い内容でした」と、吉田豊騎手はレースを振り返った。今後の中長距離路線での活躍が期待される。

最終12レースでは、吉田豊騎手の弟、吉田隼人騎手がサザンスターディに騎乗して勝利をおさめた。
レース後、吉田隼騎手は「ゲートは大人しく入っていましたけど、最後に首を横へ曲げてしまった時にゲートを切られました。でも、良い所の後ろで競馬が出来ましたね。早く抜け出したくなかったので、良い位置取りでした。直線の手応えも違っていましたね。抜けた後はソラを使っていました。1400mが合っていると思いますが、今の状態ならもう少し延びても対応出来ると思います」とコメント。
兄弟揃って活躍の目立つ一日だった。

●昨年開業の大竹厩舎が大躍進!土曜日2勝で、今年早くも6勝をマーク。

昨年開業した大竹厩舎の勢いが止まらない。
1月24日に2勝、翌週1月31日も2勝、そして本日東京競馬で2勝をあげ、3週連続で1日2勝をマークし、今年の通算勝利数を6に伸ばした。

まずは東京3レースをダルニムで制した。
手綱を取った中谷騎手は「理想的な競馬でしたね。ハナを切るつもりはありませんでした。力のある馬の後ろにスッと付けられたし、終始楽でした。前走、向正面で掛かったところを押さえたのが今回生きましたと思います。体がちょっと減っていたので、戻れば更に良くなりますよ。距離は1800もこなせますが、マイルがベストでしょう」とコメント。レースが上手くなった、とパートナーを称えた。

そして第9レース春菜賞をロジフェローズで制し、3週連続での1日2勝を達成。
レース直後には、久米田正明オーナーと大竹調教師が笑顔で抱き合うシーンも見られ、関係者の喜びの大きさが窺えたが、まだ課題もあるようだ。

鞍上の横山典騎手は「この前のレースもそうでしたがレースに行って燃え過ぎるというか、行き過ぎるくらいで押さえるのが大変。今日の返し馬は良い感じでしたが、走ったら同じでした。1400mでも折り合いに難しさがあるので、その辺が課題ですね。良いものはあるので、リラックスして走ってくれれば」とコメント。
課題を克服して、今後の大舞台での活躍を期待したい。

●芝2000mの3歳新馬戦はシャンギロンゴが差し切り勝ち。

第5レースの3歳新馬戦は、蛯名正義騎手騎乗のシャンギロンゴが直線渋太く伸び、デビュー戦を白星で飾った。

レース後、蛯名騎手は「トモが緩いところがあるので、ゲートは出ないかなと思っていましたが、案の定スタートは上手くなく、後ろからの競馬になりました。初めてのレースなので道中フワフワしていましたが、新馬だからいいかな、と思っていました。直線割ってからの伸びは良かったですね。良いところまで来るだろうとは思いましたが、まさか届くとは(笑)。まだ緩いところもあるし大きい馬なので、これからもっと良くなって来ると思います」とコメント。

同馬を管理する池上厩舎池上助手も「これからトモがパンとしてくれば更に良くなって来るでしょう」と語るように、まだ成長途上といった感じだ。
今後の成長を楽しみに待ちたい。

●障害オープン・春麗ジャンプステークスはハッピーヘイローが優勝。

5頭が競走中止となった第8レースの春麗ジャンプステークスは、横山義行騎手騎乗のハッピーヘイローが優勝した。

レース後、横山義騎手は「飛びの上手い馬ですね。掛かるかもしれないと聞いていましたが折り合いは付きました。レースや調教では騎乗したことはありませんでしたが、東京コースのスクーリングで乗った時も落ち着いていました。最後ジリジリ伸びる感じだったので、届くかな?と思いましたが何とか頑張ってくれました。未勝利勝ちが強い内容でしたし、休み明け3戦目というところも良かったと思います」とコメント。

今回は落馬などによるアクシデントがあった為、力通りの結果とは言い切れない面もあるが、オープンでもやれる能力は示したハッピーヘイロー。
次走も引き続き注目したい。