【POG】ヴォルフトーンが直線の叩き合いを制してデビューV!…東京新馬

ヴォルフトーン

11月12日(土)、5回東京3日目5Rで2歳新馬(芝2000m)が行なわれ、田辺裕信騎手騎乗の4番人気・ヴォルフトーン(牡2、美浦・小島茂厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:04.0(稍重)。

2着には1馬身1/4差で3番人気・レッドミラベル(牝2、美浦・尾関厩舎)、3着には半馬身差で5番人気・スペリオルシチー(牡2、美浦・相沢厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたサトノヴィクトリー(牡2、美浦・堀厩舎)は7着に敗れた。

勝ち馬はゆっくりとゲートを出て、道中は中団の内目でじっくりと脚をタメる。レッドミラベルが引っ張るスローな流れの中、全馬一団となってレースは進む。直線に向いて、人気のサトノヴィクトリーが早々と脱落。残り400mを切ってレッドミラベル、内を突いたスペリオルシチー、外から差を詰めるヴォルフトーン、この3頭の叩き合いに。レッドミラベルもしぶとく食い下がるが、残り100mでヴォルフトーンが交わし、最後は1馬身1/4差をつけて見事にデビュー勝ちを飾った。

勝ったヴォルフトーンの母、エオリアンハープは現役時代に5勝を挙げ、引退レースの中山牝馬Sでも3着に入るなど活躍。おばに05年中山牝馬Sを制し、04年の秋華賞でも3着と好走したウイングレットがいる。クラブでの募集価格は2400万円。父、シンボリクリスエスにとって、この世代5頭目の勝ち上がりとなった。
馬主は有限会社社台レースホース、生産者は千歳市の社台ファーム。馬名の意味由来は「演奏音と楽器の胴体の共振周波数が一致した時に発生する倍音(独)」。

1着 ヴォルフトーン(小島茂調教師)
「馬場の内の悪いところで脚を取られていましたが、ここまで追い切り本数をこなしてきたこともあって最後までしっかり脚を使ってくれました。将来的には、2000より長い距離で使っていきたいと思っています」

2着 レッドミラベル(M.デムーロ騎手)
「まさか負けると思いませんでした。ビックリしました。スタートしてからも落ち着いていて余裕がありましたし、直線でも一生懸命走ってくれましたからね。今日は1ハロン長かった感じですが、力がありますし真面目な馬なのですぐにチャンスが来ると思います」

3着 スペリオルシチー(石川騎手)
「良い内容でしたし、上位馬ともそれほど差はないのですぐにチャンスが来ると思います。稽古では切れない感じだったので半信半疑の部分もありましたが、よく頑張ってくれました。今日は軟らかい馬場だったことも良かったかと思います。これから上を目指せる素材だと思います」

4着 マイネルヴンシュ(柴田大騎手)
「初戦としてはよく走っていると思いますが、まだ物見をしたり鳴いたりして気性面の幼さを見せています。能力はありそうなので、これから心身のバランスが上手く噛み合ってくればと思います」

5着 パリンジェネシス(戸崎圭騎手)
「まだ突っ張る感じで走っていますし、ペースが速くなると走りがバラバラになりました。悪くない馬ですよ」

7着 サトノヴィクトリー(ムーア騎手)
「まだ馬が子供で競馬を分かっていませんね。次は変わると思います」

2歳新馬の結果・払戻金はコチラ⇒

  • ヴォルフトーン
  • (牡2、美浦・小島茂厩舎)
  • 父:シンボリクリスエス
  • 母:エオリアンハープ
  • 母父:キングカメハメハ
ヴォルフトーン
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