鞍上にとっても大きな1勝 マジックタイム「とてもリラックスして走れていた」

マジックタイム

●12月17日(土) 5回中山5日目11R 第2回ターコイズS(重賞)(芝1600m)

グレードこそつかないが、重賞に格上げされた昨年は1着から11番人気、16番人気、15番人気の順で入線し、3連単は295万馬券という大波乱となったターコイズS。波乱の歴史が続くのかと注目された一戦は、1番人気に支持されたマジックタイム(牝5、美浦・中川厩舎)が鮮やかな末脚を繰り出して快勝。先週、騎手リーディングトップに躍り出たC.ルメール騎手の手綱捌きがここでも冴え渡った。

クロコスミアとエンジェルフェイスが速い流れを作り、マジックタイムは焦らず後方3番手をジックリと追走。マイポジションでレースを進める。4コーナーを回り、一瞬前が狭くなりかけたが、スペースが開くとあとは一直線の伸び。春のダービー卿CTでロゴタイプ、サトノアラジンを破った底力をまざまざと見せ付けた。

「スタートしてからも良いペースでしたし、とてもリラックスして走れていました。4コーナーでスムーズに上がっていけましたし、直線でもしっかり反応してくれました。強かったですね」とC.ルメール騎手も会心の笑顔で愛馬をねぎらう。クラブの既定で現役生活はあと僅か。気は早いが、ラストランはもちろん、母となってその仔たちの活躍も待ち遠しいばかりだ。

マジックタイム
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