【有馬記念】キタサンブラックはまたしても1枠1番「理想的な状態で挑めそう」

12月25日(日)に中山競馬場で行われる有馬記念(G1)の枠順が確定した。

ジャパンCを1枠1番から逃げ切ったキタサンブラック(牡4、栗東・清水久厩舎)は再び1枠1番。実に5度目となる1番枠で、過去4戦全て1着となっているラッキーナンバーだ。

武豊騎手は「まだ枠順抽選です。日曜も拍手されるような結果になれば。展開はこれから考えたいですね」と冷静なコメントを残したが、管理する清水久詞調教師は「こんな事ってあるんですね。本当にびっくりです」と目を丸くしながら「他の馬の枠については特に気にしていないです。レースもジョッキーにすべてお任せします。今日は霧で追い切りは全く見えなかったのですが、鞍上が話す限りは問題がないようです。調教後は542キロで、理想的な状態で挑めそうです。本当にこんな馬にはなかなか巡り合う事出来ないですし、年度代表馬のチャンスもありますからね。それを目指して最高の状態でゲートまで連れて行くだけです」と力強く話した。

勝てば今年3つ目のG1勝利で、先の香港Cを勝ったモーリスと並ぶことになる。年度代表馬は記者による投票で決まるため、結果はどう転ぶか分からないが、秋のジャパンC、有馬記念という国内最高峰のビッグレースを勝ったとなれば、そのインパクトは絶大だ。ラッキーナンバーを得て、最後の大一番を締めくくる。