キタサンブラック連勝ならず クビ差交わされ2着「突かれたのが痛かった」

有馬記念

●12月25日(日) 5回中山9日目10R 第61回有馬記念(G1)(芝2500m)

ファン投票1位の支持を受けたキタサンブラック(牡4、栗東・清水久厩舎)は2着。大目標としていたグランプリホースの称号はまたしても手にすることが出来なかった。

道中はマルターズアポジーから離れた2番手を追走。リズムよく2周目の向こう正面を運んでいたが、3コーナーで他馬のプレッシャーを受けるシーンも。それでも、持ち前のしぶとさを発揮。直線では抜け出し、ゴール目前まで迫ったが、クビ差屈した。

「残念……。惜しかったね。いいタイミングで差し返したと思ったんだけど、狙ったレースを全部勝つのは難しい。想定通りに運べたけど、3コーナーでサトノノブレスに突かれたのが痛かった。あのワンプレーが響いたよ」と武豊騎手

一方の清水久詞調教師も「悔しいですね。レース展開はしょうがないこと。まだまだ強くなると思いますし、鍛え直して出直します」とリベンジを誓った。なお、ジャパンC以降に海外挑戦のプランも上がっていたが、トレーナーは「春に行くことも無いとは言い切れない。これからオーナーと相談します」と可能性を示唆。始動戦については決定していない。