6歳を迎えまさに充実 ツクバアズマオー「これから更に大きなところを」

ツクバアズマオー

●1月5日(木) 1回中山1日目11R 第66回中山金杯(G3)(芝2000m)

18頭のフルゲートになった京都金杯に対して、こちらは13頭と少し寂しい頭数になってしまったが、レースの方は見応えたっぷり。激しい直線の攻防を制して見事重賞タイトルを勝ち取ったのは6歳のステイゴールド産駒ツクバアズマオー(牡6、美浦・尾形充厩舎)。大舞台での活躍を予感させる力強い差し切りを見せた。

会心の勝利に「馬の精神面がずいぶんと成長していて、落ち着きがありました。ゲートもいつもより良かったです。イメージよりは後ろからになりましたが、前が飛ばしていましたし手頃な頭数なのでそれほど外に振られることもないだろうと思って、ジックリ構えて乗りました。その分、終いはしっかり伸びてくれましたね。これから更に大きなところを狙えるように、頑張っていきます」と、手綱をとった吉田豊騎手の声も弾む。

これで暮れのディセンバーSから連勝となったが、その前のオールカマーではゴールドアクターを0.2秒差まで追い詰めての3着。オープン入り後6戦して最も悪かった着順が勝ち馬から0.3秒差の4着と年齢を重ねてまさに充実期に入ってきた。まだ速い時計への対応に課題は残るものの、今の充実ぶりなら大物食いの可能性を十分秘めているといっていいだろう。

ツクバアズマオー
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