【京成杯】アダムバローズ馬なりで軽快「メンコの効果にも期待」

11日、京成杯(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、京都2歳S10着のアダムバローズ(牡3、栗東・角田厩舎)は、助手が騎乗して坂路へ。馬なりのまま終い軽く促されるとスムーズな脚の運びで4F54.4-39.2-24.8-12.4秒をマークした。

角田晃一調教師も「先週もしっかりやっていますからね。輸送もあるし、これで十分でしょう」と納得の仕上がり。「前走? 逃げ馬がいないと思ってハナへ行かせたら、内の馬にこられてしまって力んでしまいましたからね。前に馬を置く形なら違うと思います。まだ色々なことを覚えていってる段階。少しスイッチが入りやすいところがあるので、今回はメンコを着用してみます。その効果にも期待したい」と巻き返しに意欲を見せている。

前走、500万下5着のポポカテペトル(牡3、栗東・友道厩舎)は、CWコースで古馬1000万のリッチーリッチーを相手に0.6秒先行。ゴールではクビ差先着を許してしまったが、ラスト1Fは12.1秒と上々のラップを刻み、6F85.9-69.0-53.5-38.9-12.1秒でゴールを駆け抜けた。

「毎回といっていいほど追い切りは動かないタイプ。けさはよく食い下がった方だと思います。ええ、状態はいいですね。跳びの大きな走りで乾いた良馬場が合うと思います。切れよりは力強い脚。大外を勢いをつけて走らせるぐらいがいいかもしれませんね」と大西調教助手は終い勝負で一発をうかがう構え。兄に昨年のスプリングSを勝ったマウントロブソンがいる血統。中山で大変身となるか。