【チューリップ賞】ミスパンテール成長に手応え「時計も出すぎるほど出てる」

ミスパンテール

1日、チューリップ賞(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、新馬戦1着のミスパンテール(牝3、栗東・昆厩舎)は、四位洋文騎手を背にCWコースでの単走追い。前2週の坂路でも素軽い動きを見せていたが、この日も6F83.7-68.8-53.5-39.8-12.1秒を馬なりでマーク。7カ月のブランクを全く感じさせない仕上がりだ。

この動きに昆貢調教師も「正味、1本ぐらいしか追ってなかった新馬戦でいいパフォーマンスを見せてくれた。幼い面もあったけど、あの体でああいった走りができるんだからね。能力は間違いなく高いものを持っています。帰厩後は順調に乗り込めたし、時計も出すぎるほど出てる(笑)。馬体重はそう変わらないと思うけど、見た目、中身は雲泥の差がありますよ」と自信たっぷりのコメント。少頭数だったとはいえ、不利といわれる札幌1500mの大外枠で楽勝した逸材。不気味な雰囲気が漂っている。

前走、紅梅S1着のアロンザモナ(牝3、栗東・西浦厩舎)は、坂路で3歳未勝利のアーケロンバイオを相手の併せ馬。幸英明騎手を背に終い0.6秒追走し、直線ではやや強めに追われて4F53.4-38.9-25.2-12.3秒でフィニッシュ。ここを目標に順調な仕上がりを見せている。

「おしまいはソコソコ追って欲しいとの指示。反応はすごく良かったし、段々と馬もしっかりしてきたし、成長しています。軽い走りで折り合いに不安がない。今回のメンバーを相手にどのぐらいの競馬ができるか楽しみです」と幸騎手のトーンも高く、先週の阪急杯に続く2週連続重賞制覇の期待がかかる。