【中山牝馬S】秋華賞2着パールコード始動「冬を越して成長してきた」

パールコード

8日、中山牝馬S(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

昨年の秋華賞で2着、エリザベス女王杯で4着とG1を賑わしたパールコード(牝4、栗東・中内田厩舎)は、CWコースで主戦の川田騎手を背に、オープン馬グレイトパールと併せて6F79.9-64.7-50.3-36.9-12.3をマーク。

約4ヶ月ぶりの実戦だが、3連勝でオープンクラス入りを果たした僚馬を相手に外を追走する形でスタートし、馬なりのまま先着を果たしたように動ける仕上がりにある。

厩舎の看板馬とも言える1頭に対して中内田充正調教師は「大型馬の休み明けだし、今週もしっかりと。やれば動く馬ですが、いい感じに仕上がってきたと思います」と、好感触を掴んでいる。

昨年は500万勝ちの身ながらG1戦線で活躍したことを考えると、G3なら好結果が求められる立場。「完成するのはもう少し先だと思いますが、冬を越して馬も成長してきています。中山の千八にどう対応するかですが、条件は悪くないと思うし、いいスタートを切りたいですね」と、期待を持って送り出す。持ち前の先行力を武器に存在感を発揮できるか注目したい。