【阪神大賞典】シュヴァルグラン 打倒ダイヤモンドへ「付け入る隙がないかな」

シュヴァルグラン

15日、阪神大賞典(G2)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、有馬記念6着のシュヴァルグラン(牡5、栗東・友道厩舎)は、助手が跨がって若葉Sで皐月賞の権利獲りを狙うインヴィクタと坂路で併せ馬。0.5秒先行させたパートナーにジワリジワリと詰めより、最後は1馬身ねじ伏せてゴール。4F52.8-38.0-25.0-12.8秒は坂路の自己ベストタイムだ。

友道康夫調教師は「先週、先々週とCウッドでの動きが良かったからね。それで今週は坂路にしたが、相変わらず動きは良かったね。以前は遅れることが多かったけど、最近は動けるようになってきた。有馬記念は体が太かったし、斤量も重たかった。今度は同じ斤量で走れる。付け入る隙がないかな」と打倒サトノダイヤモンドに意欲を見せる。

師が話すように、元々は攻め駆けしなかった馬だが、充実期を迎えて力強さに素軽さも加わってきた。別定戦で同斤量で走れる今回、年度代表馬を破って連覇を達成し、悲願のG1獲りへ。その道筋はクッキリと視界に入っている。