1番人気ホウオウパフューム8着でオークス参戦遠のく「力負け」

ホウオウパフューム

●4月23日(日) 2回東京2日11R 第52回フローラS(G2)(芝2000m)

単勝2.1倍の1番人気に支持されたホウオウパフューム(牝3、美浦・奥村武厩舎)は8着。満を持してのトライアル登場だったが、オークス出走は叶わなかった。

3枠5番のスタートから道中は中団後方に待機。直線を向いて、いざ追い出されるもそこからの末脚がひと息。先行決着とはいえ、上がりも上位の脚を使えず、8着で入線した。

騎乗していた田辺裕信騎手は「残念です。馬の雰囲気は良かったですよ。でも、実績としては足りなかったのかもしれません。前2戦とも楽に勝てましたから。新馬は勝ちにいって負けましたので、そう道中で無理はさせられない。直線はこれまでにないくらいプレッシャーがかかりました」と肩を落としたが、奥村武調教師も「横綱相撲をして勝てるほど、甘くはないということですね」と潔く敗戦を認めた。

2勝目を挙げた寒竹賞以降は桜花賞に目もくれず、約3か月待って、ここに矛先を向けたが、初めて馬券圏内を外すショッキングな結果。たとえ、スローとはいえ、想像されていたほどの走りではなかったことは衆目の一致するところだろう。

「冬の中山は硬い馬場。草丈の長い東京が合わなかったのかもしれませんし、左回りかもしれません。でも、敗因を求めるほどではなく、力負け。上手くいきませんでした」とトレーナーはキッパリ。秋へ向けて、ローテなどが再考されることになりそうだ。