【オークス】デキに自信ヤマカツグレース「前走の内容なら距離が延びても大丈夫」

ヤマカツグレース

17日、オークス(G1)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、フローラS2着のヤマカツグレース(牝3、栗東・池添兼厩舎)は、松山弘平騎手を背にCWコースで単走追い。馬場の真ん中をスムーズに加速して6F83.9-66.5-51.5-37.9-11.8秒を馬なりでマーク。池添兼雄調教師が開口一番に「いい動きだったろ」と絶賛する申し分ない動きを披露した。

「こないだでもいいと思ってたけど、さらに上があったね。胸前の筋肉が盛り上がってきてるし、体つきもいいぞ。前走の内容なら距離が延びても大丈夫と思うし、ジョッキーも前走でいい感触を掴んでくれてるからね。楽しみだよ」とトーンは上がるばかり。前走10番人気2着の再現を狙う。

前走、あすなろ賞1着のモーヴサファイア(牝3、栗東・池添学厩舎)は、CWコースで3歳未勝利のボムクレイジを1秒追走。馬なりのまま直線でジワリと差を詰め、北村友一騎手が軽く促すと、そのまま一気に僚馬を捕らえて半馬身先着。5F70.8-54.0-39.1-11.5秒のタイムで最終追い切りを終えた。

池添学調教師は「追い切りはテンをゆっくり入って、上がりを伸ばす形で。いい動きでしたね。以前は頭の高い走りでしたが、最近は首をうまく使っていいフォームになってきました。馬体にも張りがあっていい仕上がり。中距離を使ってきたし、2400mもこなせると思います」と合格点を与える。マルチな活躍を見せる旬の母系で、ここも大駆けムードが漂う。

モーヴサファイア