【安田記念】衰えなく連覇狙うロゴタイプ田中剛師「馬は良い雰囲気」

ロゴタイプ

31日、安田記念(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、中山記念3着のロゴタイプ(牡7、美浦・田中剛厩舎)は、田辺裕信騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、6F82.3-66.0-51.5-37.2-12.0秒をマークした。

【田中剛調教師のコメント】
「追い切りの動きは良かったです。ジョッキーに馬のコンディションを聞きましたが、反応も動きも良かったと言っていました。前走後はダービー卿CTを目標にしましたが、軽い感染症を起こしたので山元トレセンに戻して治療してもらいました。それから帰厩した後は常歩でもしっかり歩けていましたし、ブレずに走れていたので馬が変わったなと思いました。この中間は調教内容を変えて、ウッドで追い切る前に坂路を上がって心肺機能を高めたり、1回レースを使ったくらいの負荷をかけてきました。馬は良い雰囲気です。

スタートも上手いですし、以前はかかるところがありましたが今は操縦性も良くなっているので、どんな競馬にも対応できます。これまでロゴタイプが戦ってきたメンバーが良い結果を出していますし緊張もしますが、こちらも良い結果を出せるように頑張ってきました。追い切りの感じからロゴタイプは進化していますし、レースで力を発揮できるようにジョッキーをはじめ僕たちも頑張っています。応援してください」

【田辺裕信騎手のコメント】
「今日は併せ馬で、前の馬を見ながらロゴタイプの反応を見つつ負荷をかけていきました。こちらが大きなアクションをしなくてもリズム良くストライドも大きく走れていましたし、良い動きでした。前走は競馬自体は悪くなかったと思います。途中からペースを乱されましたが、スタートも上手ですしこの馬自身の走りは出来ていました。中山記念の前の追い切りではモタモタしていましたが、今日の方がスムーズでした。さすがに年齢が年齢なので衰えを心配する声も聞きますが、乗っていて衰えは感じません。

自分がコンビを組んでからは、良い意味で平行線だと思います。ゲートが上手なところが武器ですし、逃げることも頭に入っています。ゲートを出て周りの出方もありますし、それ次第でしょう。今年も実績がある馬がいますし、勢いのある若い馬もいて去年とはメンバーが変わりますが、この馬はいつも正攻法で競馬をしていますし今回もそうなると思います。連覇はすごく難しいと思いますが、去年の勝ちがラッキーではなかったという走りをしてもらいたいですし何とか頑張ってほしいです」