【セレクトセール】当歳馬もミリオンホース続出の予感!アノ大物の全弟も登場

2017年のセレクトセールが7月10日(月)、11日(火)にノーザンホースパークで行われる。今年もノーザンファームを中心に、超良血馬が上場予定。ここでは億超えも予想される当歳馬たちを取り上げたい。

イルーシヴウェーヴ

▲2016年セレクトセールで2億8000万円の値がついたイルーシヴウェーヴの2016。今年は全弟が上場予定

最大の目玉は、今年の大阪杯と天皇賞・春などG1を5勝しているキタサンブラックの全弟・シュガーハートの2017(牡、父ブラックタイド、上場番号383番)だろう。現役最強馬に上り詰めてブラックタイドの種牡馬価値を上げ、満を持しての登場。どれほどの金額で、誰が落札者するのか目が離せない。

ディープインパクト産駒は牡馬10頭、牝馬5頭が上場予定。ミリオンホース候補の筆頭はイルーシヴウェーヴの2017(牡、上場番号362)だ。母はアイルランド産で、現役時代はフランス1000ギニー(G1)を制覇。1歳上の全兄は昨年のセレクトセール最高値2億8000万円で落札され、2歳上の全姉は5400万円の値がついた。

新種牡馬たちの初年度産駒にも注目だ。今年はキズナ、ゴールドシップ、エピファネイア、フェノーメノ、リアルインパクト、スピルバーグと豪華なメンバーがそろった。

15頭が上場予定のキズナ産駒では、エピックラヴの2017(牡、上場番号478)。母はフランスの重賞勝ち馬でG1でも好走歴を持つ。ゴールドシップ産駒タニノハイクレアの2017(牡、上場番号438)は、近親にG1馬ウインクリューガーなどがいる。エピファネイア産駒では、近親に皐月賞馬アルアインを持つジュベルアリの2017(牝、上場番号473)。ディープインパクトやステイゴールドの後継種牡馬の仔は、どのような評価を受けるのか。

母や兄姉、近親が活躍した馬たちも数多く登場。今年のオークス3着馬アドマイヤミヤビの半弟、レディスキッパーの2017(牡、父ジャスタウェイ、上場番号347)、2歳上の半兄(父キングカメハメハ)が昨年のセレクトセールで1億4000万円の値がついたミラクルレジェンドの2017(牡、父ヘニーヒューズ、上場番号407)も、高額で落札される可能性が高い。