「エスポ君凄い」佐藤哲三騎手、共同記者会見

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■佐藤哲三騎手のフェブラリーS、レース後の共同会見は以下の通り。

-:今の率直な感想は。

佐:まずはホッとしたというのと、嬉しいのと、思っていた通りの競馬をしてくれたというのが感想です。

-:今日、跨った雰囲気というのは。

佐:JCダートの時よりは、馬は集中力を欠いているような雰囲気でしたが、それは想定の範囲の中で「そうなるかなぁ」と、思っていたので、(今回は)先の事も考えてメイチでは仕上げていなかったんで。

-:今日はスタートの「芝が気になる」と、話していました。

佐:去年の事もありますし、去年のスタートがあまり速くなかったイメージのままで、一年振りの芝スタートだったんで、乗っている方としてはちょっと不安でした。

-:返し馬でもその辺りは?

佐:馬に乗ってからは全然その辺りは。「エスポ君凄いなぁ」と。不安なところを全く感じさせない馬だなと思いました。

-:最優秀スプリンターをはじめ、芝の速い馬がいた事については。

佐:芝の速い馬が混じった中では「一番スタートが下手かな」と、思っていたので、今日はスタートを中心とした競馬を組み立てていこうと思ったので、いつもよりも違う乗り方をしたつもりです。

-:いいスタートでした。

佐:そうですね、思惑通りに(スタートで)馬は反応してくれたと思います。

-:ローレルゲレイロをみるような競馬の形になりました。

佐:向こう(ローレルゲレイロ)の方が速いと思っていたので、それを見ながら行くには、「あの形が一番かな」と、思っていたので。それが出来るにはスタートが決まらないとなかなか行けないですからね。その点は「エスポ君はやっぱり凄いな」と、思いました。

-:2番手で完全に折り合いはついていましたか?

佐:ついていました。

-:直線に向いて、早目にかわしにゆきました。

佐:いやぁ、そうでもないですけれど・・・、あれ以上我慢しても。瞬発力勝負となったら、そうゆうところはまだ。ダラっと半マイルくらい決めてという形でレースはした事がありますけれど。エスポワールシチーの持ち味は瞬発力勝負じゃないと思っているんで。

-:最後、テスタマッタが来ていることは気付いていましたか?

佐:どれかは来ているなとは思ったけれど、かわされるなとは全然思わなかったし、来たらまた伸びそうな感じはしていましたし、その点はいいところで、今後、悪い所にならなければと思います。

-:先頭でゴールした時の気持ちは。

佐:やっぱり、ホッとしたというか。

-:この馬の素晴らしいところはどんなところでしょうか。

佐:今のところは、僕のいうところをきいてくれることだと思います。

-:このあとはドバイという話ですが、先生は「オール・ウェザーも対応できそうだ」と、話していましたが。

佐:そうですね、一回、(オール・ウェザーに)入れてもらったんですけれど、凄いですよ。

-:ドバイも楽しみになります。

佐:今日の芝のスタートなら、「芝でも」という感じは受けるので。どうゆう馬場にも対応できると思うし、深いダート、軽いダートにも対応できると思いますし、決まれば楽しみです。また、考え直したいなと思います。

-:馬体も去年に比べて相当成長しました。

佐:かっこよくなってますね。

-:有馬記念を勝った池添騎手が競艇の松井選手に「力を貰った」という話をしていました。

佐:僕もその中には入っていると思いますし。いいところは勉強させてもらっていますし、お互いにいい刺激を与えあっているんじゃないかと思います。
怪我続きで体の方もしんどいところはあるんですけれど、そうゆう事も言ってられないですし、馬券を買ってもらってるファンの人にいいレースを提供したいと思います。

佐藤 哲三
(さとう てつぞう)
1970年9月17日生まれ
[初免許年] 1989年
[所属] 栗東・フリー
[初騎乗] 1989年3月4日1回中京1日目4R トーアチョモランマ (9着/10頭)
[初勝利] 1989年4月30日3回京都4日目6R キョウワトワダ
[今年度成績] 65戦3勝
[生涯成績] 9338戦817勝