【ラジオNIKKEI賞】セダブリランテスが3連勝で決めた!石川裕紀人騎手も重賞初勝利!

セダブリランテス

7月2日(日)、2回福島2日目11Rで第66回ラジオNIKKEI賞(G3)(芝1800m)が行なわれ、石川裕紀人騎手騎乗の2番人気・セダブリランテス(牡3、美浦・手塚厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:46.6(良)。

2着にはクビ差で8番人気・ウインガナドル(牡3、美浦・上原厩舎)、3着にはクビ差で9番人気・ロードリベラル(牡3、美浦・尾形和厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたサトノクロニクル(牡3、栗東・池江寿厩舎)は6着に敗れた。

他が行く気を見せない中でウインガナドルが楽にハナへ。その直後にニシノアップルパイ、少し離れてセダブリランテス、ライジングリーズン、サトノクロニクル、クリアザトラックと有力所が並ぶ。ロードリベラルは最後方に待機。淡々とした流れで向正面を過ぎ、ほぼ一塊になって直線へ。馬群の中にいる馬は加速しづらそうで、スムーズに動けたのは逃げたウインガナドル、好位外目追走のセダブリランテス、マクりながら進出してきたロードリベラル。最後は前2頭が併せ馬となり、セダブリランテスが抜け出し勝利。ロードリベラルは猛追届かず3着まで。

勝ったセダブリランテスは新馬戦→500万下特別→今回と無傷の3連勝。近親にはナリタブライアンやビワハヤヒデ、キズナなどPacific Princess牝系の血脈を受け継いでいる。これは昨年の勝ち馬ゼーヴィントも同様で、同馬主の連覇にもなる。鞍上の石川裕紀人騎手はデビュー4年目で嬉しい重賞初勝利を挙げた。

馬主は有限会社シルクレーシング、生産者は白老町の(有)社台コーポレーション白老ファーム。馬名の意味由来は「鮮やかに輝くシルク(西)。父名、母名より連想」。

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1着 セダブリランテス(石川騎手)
「自分としてはかなり遅くなったと思いますが、自分にとって初めての重賞を勝てて良かったです。この馬は大型馬ですが、器用な競馬が出来るので自信を持って乗りました。前走で新潟の長い直線でも渋太く脚を使ってくれましたし、今日もしっかり走ってくれました。決め手の鋭い馬がきたらどうかと思っていましたが、ペースも流れて良い感じになってくれました。無敗で先のある馬ですし、これからも頑張っていきたいです」

2着 ウインガナドル(津村騎手)
「良い感じで運べました。以前に乗せてもらったときよりもパワーアップしていましたし、落ち着きもありました。直線で最後は振り切れるかと思いましたが、勝ち馬が強かったです。それでも交わされてからもよく食らいついていますし、頑張ってくれました」

3着 ロードリベラル(吉田隼騎手)
「もう少しペースが流れてほしかったです。前走は馬込みでかかってしまったので、今日はゲートを出ましたが後ろで他馬のプレッシャーがない形で運びました。良い感じで上がっていけましたが、前の馬が残る展開でしたからね。まだ若さがありますし、これからの馬です」

4着 クリアザトラック(北村宏騎手)
「コーナーを4回回るコースの経験が無かったので、少し戸惑う感じがありましたしその辺りがキツかったかと思います。3コーナー辺りで息が入りましたが、そこからスピードアップするのに苦労しました。それでも直線ではよく食らいついていますし、今日はコース形態の分かと思います」

5着 マイネルスフェーン(柴田大騎手)
「内をロスなく来られましたし、内容は悪くなかったと思います。距離は1800、2000くらいが良いと思います。まだこれから良くなると思います」

6着 サトノクロニクル(川田騎手)
「重賞を勝っていない馬に57キロはあまりにも重過ぎます。このレースではここ数年トップハンデの馬が勝っていませんし、考えてもらいたいです」

7着 バルベーラ(秋山騎手)
「中途半端な枠で、ムダに外を回らされてしまいました。もっとメリハリのきいた競馬をしたかったので、もう少し内なら内、外なら外とハッキリした枠の方が良かったです」

8着 ビービーガウディ(内田博騎手)
「スタートが良過ぎたくらいで、前半にハミを取り過ぎてしまいました。もう少しリラックスして走れれば、更に良いと思います。これからが楽しみな馬ですよ」

  • セダブリランテス
  • (牡3、美浦・手塚厩舎)
  • 父:ディープブリランテ
  • 母:シルクユニバーサル
  • 母父:ブライアンズタイム
  • 通算成績:3戦3勝

セダブリランテス
セダブリランテス

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