【アイビスSD】一昨年2着シンボリディスコ「前走よりも馬は良い感じ」

26日、アイビスSD(G3)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、韋駄天Sで2着のシンボリディスコ(牡7、美浦・高橋祥厩舎)は、伴啓太騎手を背に坂路コースで追われ、4F52.9-39.0-25.8-12.9秒をマークした。

【高橋祥泰調教師のコメント】
「前走は少しレース間隔があいていましたが、流れに乗って終いまでよく頑張ってくれたと思います。前走後は短期放牧に出して、帰厩後も順調にきています。今回も少しレース間隔があいていますがちょうど良い期間だと思いますし、前走よりも馬は良い感じだと思います。先週坂路で併せ馬をしていますし週末も少しやっているので、今日は単走でやりました。動きも息遣いも良かったと思います。時計はもう少し速くても良かったかと思いましたが、今日は直前の雨で馬場が重くなっていましたしこのくらいで十分かと思います。伴騎手も調教でよく乗ってくれていますし、乗り慣れているので心配はしていません。スタートをしてから上手にスピードに乗れますし、道中も上手く流れに乗れるところが直線競馬での好結果に繋がっているか、と思います。あとは、勝ち切るにはもうワンパンチ欲しいところですね。この時期は良いですし、直線競馬は得意なので頑張ってもらいたいです」

前走、韋駄天Sで16着のイオラニ(セ6、美浦・栗田博厩舎)は、助手を背に坂路コースで追われ、4F54.2-39.1-25.3-12.1秒をマークした。

【栗田博憲調教師のコメント】
「前走後はこのコース条件を狙って、ここまで待ちました。ここで勝ち負けに加わるには54秒台前半でまとめないと厳しいでしょうし、それほど速い時計を持っていないのであとひとつふたつ時計を詰めないとと思っていますが、頑張ってくれるといいですね。出来れば外枠の方が良いですね」

前走、安芸Sで7着のキープレイヤー(牝6、美浦・佐藤吉厩舎)は、助手を背に坂路コースで追われ、4F54.5-39.4-25.5-12.9秒をマークした。

【岩本助手のコメント】
「今年のブラッドストーンSの前に手塚厩舎から転厩してきましたが、年を重ねて落ち着いてきたのか、手塚厩舎のスタッフから聞いていたイメージとは違いました。前走は1400でも終いに脚を使っていましたし、道中は溜めて終いを伸ばすという融通のきく走りが出来るようになってきました。これまで芝も直線競馬も使われたことはありませんが、今の落ち着きと融通のきく走りで上手くやれればと思っています。カイバをバリバリ食べていますし、追い切り後の反動も出なくなってきました。今日の追い切りの動きも良かったです。1000万クラスを勝ったときの終いを伸ばすイメージが強かったですが、転厩初戦で乗ってくれた木幡巧也騎手も、抑えずに流れに乗せてもいいかもしれません、と話していましたし、融通のきく走りが出来るところが良い方に出てくれればと思います」