【小倉記念】連覇に挑むクランモンタナ熊沢「楽しみを持って臨みたい」

クランモンタナ

2日、小倉記念(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、障害未勝利(6/4)1着のクランモンタナ(牡8、栗東・音無厩舎)は、坂路で古馬1000万のレッドアヴァンセと併せ、0.1秒先行したパートナーと同入フィニッシュ。タイムは4F52.0-38.0-25.1-12.7秒をマークした。

手綱をとった熊沢重文騎手は「今週は相手が調教駆けするタイプ。それによく食い下がってきた。先週より今週とピリッとしてたのもいいですね。前走は障害ですが、最後まで集中力を切らさずに走れていた。去年の勝ち馬だし、楽しみを持って臨みたいですね」と手応えを掴んでいる。2004~05年のメイショウカイドウ以来となる小倉記念連覇がなるか注目だ。

前走、鳴尾記念7着のバンドワゴン(牡6、栗東・石坂厩舎)は、助手を背に坂路で単走、終い強めに追われて4F52.8-38.3-24.9-11.9秒をマーク。迫力満点のフットワークが目を引いた。

管理する石坂正調教師は「もともと調教は動く馬だけど、けさもいい動きをしていたね。強めぐらいの指示を出していたが、コンマ1秒とはいえ、ラスト12秒を切ってきたんだからね。故障から復帰して2勝してくれた、2走前には馬群から差してきた。ああいった競馬ができるようになったのも収穫だったよ。ハンデも54キロで走れるし、何とか復活して欲しいな」と。悲願の重賞獲りへ意欲を見せる。鞍上はデビューから3戦の手綱をとった和田竜二騎手。こちらは小倉記念連覇がかかっている。

前走、函館記念5着のケイティープライド(牡7、栗東・角田厩舎)は、CWコースでの単走追い。長距離輸送が続くとあって、軽く終いを伸ばす調整だったが、素軽い脚捌きでグイッとひと伸びして6F83.3-67.4-52.0-38.5-12.0秒を計時した。

「けさは反応を確かめる程度で。いい動きをしてくれたし、馬もフレッシュですね。前走時もそうでしたが、以前に見られた硬さがなくなってきているというのがいいですね。一瞬の脚をうまく使えるように、内で脚をためていきたい。小回りは合ってる舞台だと思います」と本番でも手綱をとる鮫島克駿騎手。人馬ともに初重賞Vを達成してサマー2000シリーズチャンピオンをたぐり寄せたい。