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【菊花賞】上がり馬キセキが春の無念を晴らしてG1初制覇!
2017/10/22(日)

10月22日(日)、4回京都7日目11Rで第78回菊花賞(G1)(芝3000m)が行なわれ、M.デムーロ騎手騎乗の1番人気・キセキ(牡3、栗東・角居厩舎)が優勝。勝ちタイムは3:18.9(不良)。
2着には2馬身差で10番人気・クリンチャー(牡3、栗東・宮本厩舎)、3着にはハナ差で13番人気・ポポカテペトル(牡3、栗東・友道厩舎)が続いて入線した。
ダッシュ良くウインガナドルがハナを奪うが、1周目の坂の下りでマイスタイルが大外から競りかけて、スタンド前ではマイスタイルが主導権を奪う。皐月賞馬アルアインは中団を追走。その直後にミッキースワローが構え、それらを見るようにキセキが追走。
2周目の向こう正面で早くもマイスタイルが後退。坂の上りでは先団がひと塊となってダンビュライト、クリンチャーが先頭に立って直線へ。クリンチャーが抜け出したところに外からミッキースワロー、キセキ、内からポポカテペトルも迫るが、最も脚色がいい大外のキセキが残り100mで一気に突き放し2馬身差でゴール。見事にクラシック最後の1冠を制した。
勝ったキセキは馬主は、昨年12月のデビュー戦を快勝。一躍クラシック候補に名乗りを上げるが、春はすみれS、毎日杯とともに3着で賞金を上積み出来ずクラシックを断念。休養後に500万、1000万を連勝し、前走の神戸新聞杯ではダービー馬・レイデオロに続く2着に入って菊花賞の優先出走権を獲得。レイデオロが不在となったこの菊花賞では堂々1番人気に支持され、その期待に応える快勝。初重賞制覇が菊花賞のビッグタイトルとなった。
石川達絵氏、生産者は日高町の下河辺牧場。馬名の意味由来は「奇跡」。
「すごい大変だった。でも、ずっと自信を持っていました。素晴らしい馬ですね。すごく能力が高い。ゴールの後はすごく疲れていたけど、大丈夫だと思います。これから放牧だから。(レース前から)何回か言ったとおり、少しテンションが高いので3000mは得意ではないけど、本当に賢い馬。折り合いを一番大事にしました。スタートから良くて、ずっと典さん(横山典弘騎手)の後ろについて、一番いいところにいられた。下り坂からずっと手応えが良くて、直線にいったときは勝つ自信がありました。最後までいい脚を使って、楽勝だった。(菊花賞初勝利でクラシック完全制覇)今年もクラシックを取れました。先週もついていなかったし、京都の3000mのG1はなかなか勝てていなかったので、とてもうれしいです」
- キセキ
- (牡3、栗東・角居厩舎)
- 父:ルーラーシップ
- 母:ブリッツフィナーレ
- 母父:ディープインパクト
- 通算成績:8戦4勝
- 重賞勝利:
- 17年菊花賞(G1)





※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。
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