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【天皇賞(秋)】サトノクラウン&ネオリアリズム堀厩舎G1馬2頭の最終追い切り
2017/10/26(木)

天皇賞(秋)に向けて最終追い切りを行うサトノクラウン
26日、天皇賞(秋)の追い切りが美浦トレセンで行われた。
●前走、宝塚記念でG1・2勝目を挙げたサトノクラウン(牡5、美浦・堀厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F53.9-38.4-13.0秒をマークした。
「先週の1週前追い切りで長め6ハロンからしっかり追い切りましたし、今週は単走で半マイルからやりました。馬の内面をこれ以上上げないということと、人と馬とのコミュニケーションを他馬に影響されずゆったり調整したかったということを狙って単走で追い切りました。
春シーズンに頑張ったので、夏場はしっかり休ませました。この馬は休み明けでも能力を発揮できますし、いきなりG1を使うことにはなりますが、このようなローテーションになりました。我の強いところのある馬で、普段の調教や馬房内での扱いを含めて、人と馬とのコンタクトのなかで意識を人に向けるということに気を付けながら調整してきました。
2歳の頃から毎年重賞を勝っているようにすごく能力が高い馬ですが、我の強いところがありますからね。それが年を重ねて気持ちと体のバランスが取れてきたことが、海外G1や国内G1勝ちといった結果に繋がってきたかと思います。距離2000も十分守備範囲ですし、脚質的に東京コースも合っていると思います。
良馬場での瞬発力も武器ですが、ファイティングスピリットがあるところが道悪でも走れている要因かと思います。馬の状態やレース展開など様々な要因の噛み合わせの影響で過去2年は結果を出せていませんが、今年は馬の状態も良いですしメンバーもこれまでとは違うので、能力を発揮できると思います。
年内は国内専念と発表していますが、具体的な予定については天皇賞後にオーナーサイドと調教師が相談して決めていきますし、まずは今回良い結果を出したいです」
●前走、クイーンエリザベス2世カップを勝利してG1馬となったネオリアリズム(牡6、美浦・堀厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F52.0-37.7-12.1秒をマークした。
「今週は半マイルから併せる形でやりました。先週の追い切りで1頭になったときに少し気を抜くところがあったので、その点を修正することと馬体が充実しているので負荷をかけることを目的に併せ馬で追い切りました。最後まで集中して走れていましたし、休み明けですが仕上がりは良いと思います。
香港から帰国後は札幌記念を目標に函館競馬場で調整していましたが、ツメを痛めてしまってそこを庇う感じで体の他の部分も気にしていたので、北海道のノーザンファームへ放牧に出すことにしました。牧場でケアをしてもらってすごく良い状態で帰厩しましたし、その後はツメも気にならず順調に調整できています。
前向きな気性をしていて、若い頃は競馬でその辺りのコントロールが上手くいかないところがありましたけど、サトノクラウン同様に年齢を重ねて気持ちと体のバランスが取れてきたことが好成績に繋がっていると思います。
今回はシュタルケ騎手に乗ってもらいますが、今年の春に短期免許で来日したときに厩舎で引き受けて、調教やレースで乗ってもらってよくコミュニケーションを取れましたし、そういった縁があって依頼しました。折り合いを上手くつけて、馬の力を引き出してくれるジョッキーだと思います。
この馬の持ち味は、スピードの持続性を生かした先行力です。ただ位置取りがどうというよりは、この馬のリズムで走れるかどうかがカギになると思っています」

天皇賞(秋)に向けて最終追い切りを行うネオリアリズム
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