【エリザベス女王杯】連覇に向けて着実に上昇! クイーンズリング

好調C.デムーロ騎手で連覇を狙うクイーンズリング

好調C.デムーロ騎手で連覇を狙うクイーンズリング

8日、エリザベス女王杯(G1)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

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昨年の覇者で前走、府中牝馬S4着のクイーンズリング(牝5、栗東・吉村厩舎)は、CWコースで0.8秒追走した古馬1000万のショートストーリーを相手に終いをサッと伸ばすと、6F84.3-68.2-53.2-39.4-12.1秒のタイムで同入フィニッシュ。久々をひと叩きされて、気配は着実に上昇している。

先週に続いて手綱をとったC.デムーロ騎手も「併せ馬でサラッとという指示。行きたがるぐらいに前向きさがありました。最後は流す形でしたが、こういった気持ちを出してくるのはレースに向けていいと思います。いい瞬発力があるし、反応がすごくいいですよ」と確かな手応えを掴んだ様子。連覇へ視界は良好だ。。

前走、宝塚記念3着のミッキークイーン(牝5、栗東・池江寿厩舎)は、浜中俊騎手を背に坂路で終い強めに追われて0.7秒追走した古馬1000万のシルバーポジーにクビ差先着。4F52.0-37.6-24.4-12.1秒の自己ベストタイをマークして最終追い切りを終えた。

「『最後は強めに動かしてくれ』という指示でした。乗りやすい馬ですし、いつも追い切りは動きます。比較というのは難しいですね。ただ、いつもの休み明けは反応が鈍いところがある。去年も地力で3着したという感じでしたし、順調にきている馬との差がどうでるでしょうか。ただ、牝馬同士なら地力は上だと思います」と浜中騎手。2冠牝馬のプライドを胸に秘め、3つ目のタイトル奪取を狙う。

前走、秋風S1着のジュールポレール(牝4、栗東・西園厩舎)は、助手が跨がって坂路での単走追い。終いビッシリと気合を付けられると力強いフットワークで一気に坂路を駆け上がり、4F52.6-38.0-24.6-12.3秒を計時した。

「満足ですね。馬場も悪い時間帯にやってこの時計ですからね。何も言うことはありませんよ。前走はマイル戦でスタートから出していっても引っ掛かるところがなかった。あの内容なら2200mでも大丈夫と思いますよ」と笑みを浮かべた西園正都調教師。春のヴィクトリアMでも少差の3着に踏ん張っており、本格化以降は底らしい底は見せていない。何とも不気味は存在だ。