【ジャパンC】ドイツG1・2連勝中ギニョール「(参戦を)最初に考えだしたのは8月」

ギニョール

ギニョールを管理するJ.カルヴァロ調教師

ドイツG1・2連勝中のギニョール(牡5、独・J.カルヴァロ厩舎)は曳き運動で調整を行った。管理するJ.カルヴァロ調教師の一問一答は以下の通り。

-:ジャパンC出走を考えた経緯と、最終的に結論を下したのはどなたですか?

カルヴァロ調教師:最初に考えだしたのは8月です。その後にバイエルン大賞を勝って、その時にジャパンCに参戦することを決めました。これはチームで決めました。もちろんオーナーを含めて皆で。

-:ギニョールにとってベストの位置取り、戦法を教えてください。

カ:日本の競馬はドイツと違ってテンポが早いので、いつもは前から行くんですけど、日本の場合は中団くらいで運んで、そこから4,5番手に付けられればいいなと思います。

-:この秋の東京競馬場は、重い馬場で行われたレースが多く、例年よりも荒れたコンディションになっています。そのことはギニョールにとってプラスですか?マイナスですか?

カ:ドイツもここのところ馬場状態が良くなかったので、馬もそれに慣れています。それに、ギニョールにとってはどちらでも関係ありません。荒れていてもマイナスにはなりません。

-:ドイツのG1を連勝した勢いでの来日ということで、日本のファンもギニョールの走りを楽しみにしていると思います。ギニョールはヨーロッパ以外でのレース経験はありません。長距離の空輸後の環境の変化に適応できましたか?

カ:ギニョールはもともと凄く旅慣れている馬です。枠順に関しては、内目の枠を引ければ、道中の状態は良いですし、いいところに行けると思います。

-:今日は馬場入りをしなかったですが、その理由、調整の考え方を教えてください。

カ:もともとドイツでも大きなレースの前はちょっと軽めにして、静かに過ごしています。今回は特に雨が降っていて馬場が悪いので、何かあったら困るので厩舎の中の砂が敷いてあるところで曳き運動だけしました。

-:これまで逃げる競馬で強いパフォーマンスを見せていると思います。何か逃げなければならない気性的な要因を抱えているのでしょうか?

カ:前から行ったほうが良いのですが、必ずしも前から行かなければいけないわけではなくて、彼自身にとっていいテンポで走れれば中団からでも問題ないです。前に馬がいれば追い越したくなるところも出てきますが。