【阪神JF】牡馬相手に圧巻の2戦2勝ロックディスタウン「関東馬が3連勝している」

ロックディスタウン

阪神JFに向けて追い切りを行うロックディスタウン

6日、阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、札幌2歳ステークスを勝利して2戦2勝のロックディスタウン(牝2、美浦・二ノ宮厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F52.4-37.0-12.9秒をマークした。

【佐竹助手のコメント】
「新馬戦を勝った後は、ノーザンファーム天栄に放牧に出しました。そこから良い状態で札幌へ送り出してもらって、札幌2歳ステークスに出走できたことは大きかったと思います。新馬戦からそれほど間隔もあいていませんでしたし、輸送もあったなかでよく勝ってくれました。

前走後は北海道のノーザンファーム空港牧場に放牧に出て、しっかりケアしてもらいました。良い状態で美浦に戻ってきましたし、体にも幅が出て成長していました。帰厩後は少しずつ調整のピッチを上げてきて、先週の1週前追い切りはしっかりやりました。その後の状態を確認して、G1に向かうにはもう1段階あげたいということで、今週は半マイルから全体的に速い時計で併せ馬で追い切りました。

先週は行きたがる面を見せていましたが、しっかりやったことでガス抜きが出来たのか今週は馬の後ろで折り合って走れていたので良かったです。前走後、ジョッキーが小回りコースよりも広いコースの方が合っていると話していましたし、トビの大きい走りをするので外回りの阪神マイルの方が上手に走れるイメージがあります。マイルに短縮することについても、特に気にはしていません。

ここ2戦は輸送競馬で結果を出してくれていますが、牝馬なので輸送をしてみないと分からないところがありますし、レースまで馬の様子をしっかり見ながら気を付けてケアをしていきたいです。

姉のキャットコインとは、調教をしていくと段々気が入ってくるところが似ていますが、こちらの方が馬格があってパワーがあると思います。これまでの2戦は、環境やコース形態が違うなかで対応して結果を出してくれましたし、すごいなと思います。

ルメール騎手がとても上手に乗ってくれていますし、それも良い方に繋がっているのかなと思います。このレースは関東馬が3連勝しているので何とかそれに続きたいという気持ちもありますが、まずは無事にレースに連れていくことが大事だと思っています。良い状態でルメール騎手にバトンタッチが出来れば、と思います」

前走、京王杯2歳ステークスで6着だったトーセンアンバー(牝2、美浦・菊沢厩舎)は、菊沢隆徳調教師を背に南ウッドチップコースで追われ、5F70.9-55.0-40.7-13.7秒をマークした。

【菊沢隆徳調教師のコメント】
「この前の追い切りより気持ちが穏やかでしたし、動きも良く予定通りの追い切りが出来ました。これだけコンスタントに使えて来れているのは、この馬の良いところだと思います。もう少し精神面が成長してくれば長めの距離の方が良さそうなタイプですが、まだ2歳で若いですからね。今回出走できれば、土曜日に輸送する予定です」

前走、アルテミスステークスで6着だったトーセンブレス(牝2、美浦・加藤征厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F68.3-53.5-39.8-13.6秒をマークした。

【加藤征弘調教師のコメント】
「前走はジョッキーにしっかり指示を出しておきましたし、ジョッキーも柴田善騎手からアドバイスを受けていたので大丈夫かと思っていましたが、かかってしまいました。それでもそれほど差は無かったので、悪くはないと思います。

レース後は短期放牧に出て、馬に落ち着きが戻ってきています。先週の追い切りで長めからやって大体できていますし、今週は感触を確かめるくらいで十分です。今回は柴田善騎手に戻りますし、ゆっくり出してあまり急かさずに運んだ方が弾けるのではないかと思っています。阪神ジュベナイルフィリーズは、これまでも1勝馬がきていますしこの馬も見劣りはしないと思っています」

トーセンアンバー

阪神JFに向けて追い切りを行うトーセンアンバー

トーセンブレス

阪神JFに向けて追い切りを行うトーセンブレス