【香港スプリント】地元のミスタースタニングが3連勝でG1初制覇!日本馬2頭は着外

香港スプリント

12月10日(日)、香港のシャティン競馬場で第19回 香港スプリント(G1)(3歳上 定量 1着賞金:1054万5千香港ドル 13頭立 芝1200m)が行われ、 日本から岩田康誠騎手騎乗のレッツゴードンキ(牝5、栗東・梅田智厩舎)とザカリー・パートン騎手ワンスインナムーン(牝4、美浦・斎藤誠厩舎)が出走。レッツゴードンキは6着、ワンスインナムーンは12着だった。

勝ったのはナッシュ・ローウィラー騎手騎乗の1番人気・ミスタースタニング(セン5、香港・J.サイズ厩舎)で勝ちタイムは1:08.40(良)。2着は7番人気のディービーピン(セン5、香港・J.サイズ厩舎)、3着は8番人気のブリザード(セン6、香港・P.イウ厩舎)が続いて入線している。

勝ったミスタースタニングはG1初勝利。昨年2月にデビューすると、着実に実績を積み重ね、ちょうど1年前の香港国際競走デーに勝ち星を挙げていた。今年はチェアマンズスプリント賞で2着に好走していたが、ローウィラー騎手とコンビを組んでプレミアボウル、ジョッキークラブスプリントと当地のG2を連勝中だった。

6着 レッツゴードンキ(岩田騎手)
「パドックとかでは落ち着いていたんですけど、ゲートの出が悪くて後ろからの競馬になりました。差してきてくれているんですけど、日本ではガッツリかかっていく感じなんですけど、今日はそれがなかった感じです。香港の馬場は走りやすかったですし、苦にしなかったです」

(梅田智調教師)
「今日はいつもと変わらないドンキでした。(出遅れは)ジョッキーが言うには、隣にいたゲートボーイに気を取られて。日本ではゲートボーイはいないのでね。そういうところまでなかなか練習もできなかったので、ちょっと出遅れましたね。直線が長いので追い込んで来てくれるだろうなと思っていたんですけど、流れに乗れなかったのがね。こっちに来てから最初はテンションが高くてエサも食べなくて、レース当日どうなるかと思っていましたが、それを思うとよく力を出してくれました」

12着 ワンスインナムーン(斎藤誠調教師)
「遠征としてはすべてが上手くいっていた中で、彼女にとってきついレースになってしまったのが残念でしたが、遠征向きだということがわかったので、前向きに考えていきたいと思います。追い切り後からしっかり体は作れて、精神的にもよく仕上がったなという感じはしたので楽しみだったんですけど、洗礼を浴びてしまった感じになりました。一度放牧して立て直そうと思いますけど、来年はぜひ重賞を勝たせたい馬なので、再度仕上げていきたいと思います」

ミスタースタニング
(セン5、香港・J.サイズ厩舎)
父:Exceed and Excel
母:With Fervour
母父:Dayjur
通算成績:16戦11勝
重賞勝利:
17年香港スプリント(G1)
17年ジョッキーCスプリント(香港G2)
17年プレミアボウル(香港G2)

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レッツゴードンキは最後に追い込んで6着

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ワンスインナムーンは果敢にハナに立つも、最後は失速 鞍上も無理をさせていなかったようだ

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