フサイチセブンが重賞初制覇!/ダイオライト記念【交流JpnⅡ】

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10年3月10日(水)に船橋競馬場で行われる第55回ダイオライト記念(交流JpnⅡ)(4歳上、交流、ダート2400m)が行なわれ、内田博幸騎手騎乗の2番人気・フサイチセブン(牡4、栗東・松田国厩舎)が優勝。

2着には2.1/2馬身差で6番人気・マイネルアワグラス(牡6、美浦・稲葉厩舎、松岡騎手)、3着には3番人気・マコトスパルビエロ(牡6、栗東・鮫島厩舎、安藤勝騎手)、が続いて入線した。なお、1番人気に支持されたフリオーソは5着に敗れた。

レースはフリオーソがハナをとり、フサイチセブンが2番手。マコトスパルビエロとロールオブザダイスが3番手に並ぶ形。最終コーナーに差し掛かると各馬の鞍上の手が動き始め、マイネルアワグラスも追い上げる。直線に入り、悠々とフサイチセブンがフリオーソらをかわすと、後続を突き放した。

勝ったフサイチセブンは06年のセレクトセール(当歳)で1億500万円で落札。昨年2月にデビュー。初勝利は3戦目だったが、そこから未勝利、(格上挑戦の)1000万下、1000万下と3連勝。その後は新設重賞のレパードSに向かう予定だったが、感冒のため回避。
そこで休養を挟んで、準オープンを快勝して4連勝を達成。初オープンのアルデバランSは2着に敗れたが、ダートでは7戦して5勝2着1回とパーフェクト連対を果たしている。

同馬は近親に01年のTCK女王盃などを制したレディバラードがいる血統。馬主は関口房朗氏、生産者はひだかの千代田牧場。馬名の意味由来は「冠名+7」。

【内田博幸騎手のコメント】
「これだけの沢山のファンの前で、先生も強い馬を乗せてくれて、勝てた事に感謝しています。(久々の重賞制覇に)今年もまだ始まったばかりですし、少しずつ挽回していきたいですね。
(怪我の状態について)だいぶ良くなってきたので、これからどんどん乗って行こうかと思います。(今年もリーディングに期待が集まるが)12月になってみないとわからないですし、そのつもりで乗って行こうと思います。

(道中、2番手追走はプラン通りか)最初は馬の後ろにつけるつもりだったんですが、あまりにもいいスタートを切れたので、下げる必要もないと思ったので、2番手で進めました。あまり早く仕掛けたくなかったんで、『待てよ、待てよ』と馬に言い聞かせながら、最後は馬の力で押し出されてしまいました。

僕は初めて(フサイチセブンに)跨りましたけれど、まだ7戦目なんで、本当にこれからが楽しみです。地方競馬出身の僕としては、こうやって地方競馬での重賞で(今年)初めて勝てた事が嬉しいです。本当にファンの皆さんの応援と、先生と関係者のおかげだと思っています。」

フサイチセブン
(牡4、栗東・松田国厩舎)
父:Fusaichi Pegasus
母:ディボーステスティモニー
母父:Vice Regent
近親:レディバラード
通算成績:7戦4勝


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