近親にフサイチパンドラ!逃げたノーブルカリスがそのまま押し切り!…東京新馬

ノーブルカリス

2月3日(土)、1回東京3日目6Rで3歳新馬(芝1800m)が行なわれ、江田照男騎手騎乗の9番人気・ノーブルカリス(牝3、美浦・菊川厩舎)が優勝。好スタートを決めた中から、最内枠ということもあって楽にハナを奪う。馬場の影響ももあるだろうが、スローペースに持ち込み、後続が絡んでくることもなく手応え十分のまま直線へ。残り400mから追われ、最後まで脚色が鈍ることなく逃げ切った。レースの上がりが34.4秒ということから、後続がこの馬を交わすことは難しかった。勝ちタイムは1:50.1(稍重)。

2着には1馬身半差で13番人気・シセイヒテン(牡3、美浦・宗像厩舎)、3着には1馬身差で3番人気・オスカールビー(牝3、栗東・矢作厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたダノンアモーレ(牝3、栗東・高野厩舎)は12着に敗れた。

勝ったノーブルカリスの近親には06年エリザベス女王杯(G1)を制したフサイチパンドラ、09年佐賀記念(Jpn3)で3着、600キロを超える馬体で話題になったクリーン、18年シンザン記念(G3)を制し桜花賞でも注目を集めるであろうアーモンドアイなどがいる。馬主は吉木伸彦氏、生産者は新ひだか町の田中裕之氏。馬名の意味由来は「冠名+ギリシャ神話の女神」。

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1着 ノーブルカリス(江田照騎手)
「まだ力強さがないので稽古で速い時計は出ませんが、併せ馬で相手に食らいつく気持ちがあるので実戦で良さが出てくれるかと思っていました。トビが大きいので、芝も合うと思っていました。良い意味での緩さがありますね。かからないので距離ももつかと思いますが、まだこれからの馬ですよ」

2着 シセイヒテン(伊藤騎手)
「調教のときと同じようにテンションが高かったですけど、理想的な競馬が出来ました。最後は逃げ馬がラクをしていた分差が詰まりませんでしたが、この馬も能力を出しています」

3着 オスカールビー(蛯名騎手)
「素直で乗りやすいですね。最後は新馬で少し余裕があったのか、苦しくなってモタれる面も見せましたが、よく頑張っています。牝馬にしてはドッシリして落ち着いていますね」

4着 アンシェンヌヴィル(内田博騎手)
「センスの良い馬です。まだ体がしっかりしていないのでフラフラする面もありましたが、直線では良い感じで伸びてくれました。これから成長してくると思います」

5着 ヘヴンアースマン(木幡巧騎手)
「良い馬ですし、落ち着いて走れていて距離ももちそうな感じがします。次はもっと良くなりそうです」

12着 ダノンアモーレ(戸崎圭騎手)
「終始促しながらでしたし、追走も忙しかったです。1回使ってからでしょう」

  • ノーブルカリス
  • (牝3、美浦・菊川厩舎)
  • 父:ゼンノロブロイ
  • 母:ケイアイリュージン
  • 母父:グルームダンサー

ノーブルカリス
ノーブルカリス

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