【中山記念】今年初戦アエロリット「この馬の能力がどのくらいか判断したい」

2018/2/21(水) 

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提供：重賞トレンドジャッジ

中山記念に向けて追い切りを行うアエロリット

21日、中山記念(G2)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

●前走、秋華賞で7着だったアエロリット(牝4、美浦・菊沢厩舎)は、菊沢隆徳調教師を背に南ウッドチップコースで追われ、4F52.9－38.8－12.9秒をマークした。

【菊沢隆徳調教師のコメント】
「前走は朝から雨が降ってイヤな予感がしていましたし、前に行く形でマークも厳しかったですからね。レース後は目に外傷を負ったので慎重に立ち上げていきましたが、順調に回復しました。3歳の頃に比べて精神的にドッシリして力強さが出てきました。精神的に落ち着きが出たので、今週の追い切りはある程度実戦を想定した形でピリッとさせた方が良いかと思いました。時計もまずまずでしたし、馬に余裕があってスムーズな動きが出来ました。

休み明けですが、競馬場へ行けば気持ちも変わってくると思います。久々は気になりませんし、満足のいく仕上がりです。馬体が大きくなって筋肉の質も実が入ってきましたし、今回は京都までの輸送もないのでプラス体重での出走は間違いないと思います。中山1800でも、この馬自身のリズムで走れれば大丈夫そうです。春の目標はヴィクトリアマイルですが、その前に強い相手にモマれてこの馬の能力がどのくらいか判断したいと思っています」

●前走、中山金杯で2着だったウインブライト(牡4、美浦・畠山吉厩舎)は、松岡正海騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、6F84.4－68.7－53.6－39.5－13.1秒をマークした。

【畠山吉宏調教師のコメント】
「先週の追い切りを少し強めにやったことで少し反動が出ましたが、週末もしっかりケアをしました。今週の追い切りは単走で予定通りにやれました。レースでは他馬の前に出るとフワッとするので、その辺りを考えた競馬をしてもらえればと思っています。メンバーは強くなりますが、脚の使いどころ次第だと思います」

●前走、有馬記念で16着だったサクラアンプルール(牡7、美浦・金成厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F69.4－54.7－40.5－13.5秒をマークした。

【金成貴史調教師のコメント】
「前走は不利があって力を出し切れませんでしたが、これも競馬ですから仕方がありません。この中間も順調にきています。先週ビッシリやっていますし、今週の追い切りはあれくらい動ければ十分だと思います。以前は体が減りましたが、今は追い切った後もカイ食いが落ちませんし、体つきがしっかりして固まってきました。前走と同じくらいの馬体重で出走できると思います。この中間もいつも通りに調整できましたし、馬の精神面も悪くはないと思っています」

●前走、アメリカジョッキークラブカップで6着だったショウナンバッハ(牡7、美浦・上原厩舎)は、助手を背に坂路コースで追われ、4F49.2－36.0－24.0－12.2秒をマークした。

【上原博之調教師のコメント】
「前走はあれほど行く形にになるとは思っていませんでしたし、少しチグハグになった感じの内容でした。前走後は在厩調整で進めていますが、順調にきています。今週の追い切りも良い動きでしたし、良いデキをキープ出来ていると思います。ここにきてトモもしっかりしてきましたし、中山1800でも流れに乗った形で競馬が出来るのではないかと思っています」

中山記念に向けて追い切りを行うウインブライト

中山記念に向けて追い切りを行うサクラアンプルール

中山記念に向けて追い切りを行うショウナンバッハ