【ダービー卿CT】運動量を増やして巻き返し狙うグレーターロンドン&田辺

28日、ダービー卿チャレンジトロフィー(G3)の追い切りが美浦トレセンで行われた。
一部、キリのため計時不能

●前走、東京新聞杯で9着だったグレーターロンドン(牡6、美浦・大竹厩舎)は、田辺裕信騎手を背に南ウッドチップコースで追われた。

【田辺裕信騎手のコメント】
「今週の追い切りは、前の1頭を追いかけて内から交わすという内容でした。最後もまだ余力がありましたし、力みが無かったことが良かったと思います。朝のキリの影響もあって慎重になっていたのかもしれませんが、力むよりは全然良いですしこの力みの無さが競馬で良い方に繋がればと思います。これまでは競馬の直前に自分が調教で乗ってピリッとさせていましたが、この中間は厩舎サイドが運動量を増やしたと話していましたし、馬を追い込んで苦しい時期が早いうちにきたことが今の落ち着きに繋がっているのかもしれません。この中間は自分がこの馬に乗ってきたなかでは、だいぶ良い方だと思います。

元々ゲートが遅くて後ろからの競馬になっていましたし、前走のような競馬もやってみないと分からないとは思っていました。前走は良い感じだと思っていましたが、あれで粘れないのかと客観的に見ることが出来ました。この中間もゲート練習をやったようですが、それほど速くなかったみたいなので出ればラッキーくらいに考えています。中山マイルは競馬がしやすいと思いますし、良いイメージを持っているのでリズム良く運べればと思います。欲を言えば時計のかかる展開、馬場になってくれればと思います」

●前走、ニューイヤーステークスで7着だったアデイインザライフ(牡7、美浦・萩原厩舎)は、北村宏司騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F68.0-52.2-37.6-12.4秒をマークした。

【萩原清調教師のコメント】
「今週の追い切りは良い動きでした。長期休養明けを使って表面的に大きくは変わっていませんが、今回は中身が違うと思います。前走の感じからマイル適性もあると思うので期待したいです」 ●前走、阪神カップで11着だったキャンベルジュニア(牡6、美浦・堀厩舎)は、石橋脩騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F52.9-38.1-12.1秒をマークした。

【森助手のコメント】
「去年の阪神カップ以来で放牧明けになりますし、先週までは体が増えて若干重めだったので今週はレース当該週にしてはしっかり追い切りました。普通キャンターのときはトモの弱さが気になったようですが、速いところに行けば気にならなかったようですし動きに問題はありません。去年の良い頃と比べるとトモの弱さや体に余裕がある分の割引きは必要ですが、中山マイルは得意ですし去年の秋よりも1段良い競馬が出来るのではないかと思います」

●前走、幕張ステークスを勝利したゴールドサーベラス(牡6、美浦・清水英厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われた。

【清水英克調教師のコメント】
「元々力のある馬でしたが、だいぶ首を上手く使って走れるようになってきましたし体の使い方が良くなってきました。そうやって首を使って走れる分、体も動いて長く良い脚をを使えるんだろうと思います。体も減らなくなりましたし、やはり時間をかけてジックリ育てると馬は良くなりますね。オーナーにご理解をいただいて、キッチリと間隔をあけながら使わせてもらっています。

今週はウッド単走で、70-40くらいのところをやりました。中一週なので息を整える程度でしたが、身のこなしも良かったです。今回は中一週での競馬になりますし、パドックでイレ込まなければと思います」

●前走、東京新聞杯で10着だったストーミーシー(牡5、美浦・斎藤誠厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、6F81.0-67.0-52.8-38.5-12.5秒をマークした。

【斎藤誠調教師のコメント】
「追い切りの動きも良かったですし、状態は良いと思います。解消しつつはありますが、元々馬群を嫌うところがありますし今回は馬群の外から思い切った競馬をさせてみようか、と考えています。終いの生きる展開になればと思います」

アデイインザライフ

ダービー卿CTに向けて追い切りを行うアデイインザライフ(左)

キャンベルジュニア

ダービー卿CTに向けて追い切りを行うキャンベルジュニア(左)

ストーミーシー

ダービー卿CTに向けて追い切りを行うストーミーシー(左)