【日本ダービー】サンリヴァル藤岡健師「東京の方が合っている。日本一を獲りたい」

サンリヴァル

最終追い切りで先着したサンリヴァル

23日、日本ダービー(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

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前走、皐月賞で2着だったサンリヴァル(牡3、栗東・藤岡健厩舎)は、Cウッドコースで最終追い切り。レースでも騎乗する浜中俊騎手を背に、馬なりで5F67.5-51.8-37.2-11.4秒をマーク。一杯に追われた僚馬(古馬500万下)を0.3秒追走し、0.2秒先着した。

【藤岡健一調教師のコメント】
「(皐月賞は)馬場が悪くてどういう競馬になるかと心配もしていたんですけど、スタートも上手ですし、うまくポジションも取れました。勝ち馬に並ぶところまではいかなかったので2着という結果になってしまったんですけど、僕自身はいい競馬をしてくれたと思っています。

皐月賞がけっこうタフなレースだったので、筋肉に多少疲れもあって、前半は少しケアに時間をかけて、2週前からしっかり予定通り調教をこなしています。(1週前追い切りは)時計もすごく良くて、上がりまでしっかり走っていましたし、上がり2F24秒とすごくいい時計で走れたんで、状態は上がって来ているなという感じはしていました。

(最終追い切りの指示は)全体の時計をあまり遅くはしたくなかったんですけれども、上がり重点のつもりで指示はしています。(浜中騎手は)状態はすごく良さそうだということは言っていましたし、追い出して少し抜けてからフワッとするところもあるので、そのへんを分かってくれただけでも良かったかなと思っています。レース自体は上手な馬なので、能力もあると思っていますし、上手く乗ってくれればいいかなと思います。

左回りは新馬ですが勝っていますし、距離は全然大丈夫です。ずっと中山を使っていたので東京がどうかというのはあるんですけど、逆に長くいい脚は使える馬だと思うので、僕は東京の方が合っているんではないかと思っています。新馬戦は全体の時計も遅かったので一概に言えないですけど、初出走で上がり33秒台の脚を使えるということも分かりましたし、やっぱり並ばれてからけっこう渋太いので、そういうところを生かせれば東京は合うんじゃないかと思っています。

相手云々ももちろんなんですけど、この馬自身いい状態で行ければ、あとは展開ひとつだと思います。枠順にもよると思うのですが、内が当たって我慢できれば弾ける脚を持っていると思うので。外のほうでも後ろのほうになることはないかなと思っています。(希望としては)、すごく内がいいです。

皐月賞2着でちょっと悔しい思いをしましたし、ダービーは日本一の舞台です。一生懸命そこに向けてやって来ましたので、ぜひ勝って『日本一』を獲りたいと思います」