【エプソムC】雨中の大激戦を制したのはサトノアーサー 飛躍の秋へ重賞初勝利!

サトノアーサー

6月10日(日)、3回東京4日目11Rで第35回エプソムカップ(G3)(芝1800m)が行なわれ、戸崎圭太騎手騎乗の2番人気・サトノアーサー(牡4、栗東・池江寿厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:47.4(重)。

2着には半馬身差で4番人気・ハクサンルドルフ(牡5、栗東・西園厩舎)、3着には3/4馬身差で5番人気・グリュイエール(牡6、栗東・藤原英厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたダイワキャグニー(牡4、美浦・菊沢厩舎)は14着に敗れた。

行きたがる馬がいない中で、押さえきれない様子でスマートオーディンがハナへ。これにマイネルフロスト、ブラックスピネルらが続く。サトノアーサーやダイワキャグニーも先行集団の一角で運ぶ。グリュイエールは中団、ハクサンルドルフは後方から。重馬場ながらペースは流れて、スタミナも求められそうな展開に。
直線では、多くの馬が馬場の真ん中進路を取り、後方の外から差してきた馬が台頭。丁度坂を上がった辺りでサトノアーサーが一気に詰め寄り、その外からグリュイエールも一緒に伸びてくる。残り200m付近で並ぶ間もなく抜け出し、そのまま押し切った。他の先行馬の脚が鈍ったところから、ハクサンルドルフがグイグイと伸びて半馬身差の2着に食い込んだ。

勝ったサトノアーサーはこれが重賞初制覇。3歳時にはきさらぎ賞(G3)と毎日杯(G3)の2着で賞金を加算し、日本ダービー(G1)にも出走を果たした。クラシックシーズンを終えてからは1600m~1800mの距離で安定感ある走りを続け、なかなか手が届かなかった重賞タイトルを手にした。エプソムCは出世レースとしても知られているだけに、秋以降の走りにも注目が集まる。管理をする池江泰寿調教師は、先週の鳴尾記念(G3)ストロングタイタンから2週連続重賞勝利。母キングスローズは2010年ニュージーランド1000ギニー(G1)など重賞6勝を挙げている。馬主は株式会社サトミホースカンパニー、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「冠名+人名より」。

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1着 サトノアーサー(戸崎騎手)
「今日の前半よりは緩い馬場で、中団くらいにはつけたかったのですが、いいスタートを切ってくれました。終始いい手応えでしたね。ノメるところはありましたが、こういう勝ち方ができて今後が楽しみです。僕自身は夏は調子がいいので、この調子で頑張っていきたいです」

  • サトノアーサー
  • (牡4、栗東・池江寿厩舎)
  • 父:ディープインパクト
  • 母:キングスローズ
  • 母父:Redoute’s Choice
  • 通算成績:11戦4勝
  • 重賞勝利:
  • 18年エプソムC(G3)

サトノアーサー
サトノアーサー

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