【ラジオNIKKEI賞】堂々2戦2勝で重賞挑戦フィエールマンなど関東馬5頭の直前コメント

2018/6/27(水) 

ラジオNIKKEI賞に向けて追い切りを行うフィエールマン

27日、ラジオNIKKEI賞(G3)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

●前走、山藤賞を勝利したフィエールマン(牡3、美浦・手塚厩舎)は、石橋脩騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F68.3－53.3－38.8－12.3秒をマークした。

手塚貴久調教師のコメント】
「1週前追い切りをしっかりやっていますし、この馬は長距離輸送があるときは前日輸送をするので、最終追い切りは調整程度でやりました。繊細なタイプなので、中間のゲート練習の影響で体は少し減りますが、練習したおかげで良くなりましたし前走ほどは遅れないと思います。ハンデ54キロは想定内ですが、他馬もみんな軽い印象ですからね。天気が良さそうなので、力を出せる馬場になってくれると思います」

●前走、共同通信杯で3着だったエイムアンドエンド(牡3、美浦・奥村武厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F52.6－37.5－12.6秒をマークした。

【奥村武調教師のコメント】
「最終追い切りは併せた相手がセーブしていたこともありますが、キビキビしていて長く良い脚を使っていました。雰囲気はすごく良いです。前走は転厩前なので追い切り時計などは分かりませんが、ウチの厩舎にきてから時計も動きも良くなっているようです。追い切りでは前にどんどん出ていくイメージで動いていますし、クセがある感じではないので右回りでも問題ないと思っています」

●前走、プリンシパルステークスで3着だったイェッツト(牡3、美浦・金成厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F68.8－53.5－39.3－13.0秒をマークした。

【金成貴史調教師のコメント】
「成長曲線が緩やかなタイプでこれまで適度にレース間隔をあけながら使って成長してきていたので、前走の前は良い競馬をしてくれるのではないかとひそかに期待していました。結果も3着とその期待通りに走ってくれました。前走が速い時計の決着でしたし目に見えない疲れを考慮して、前走後は放牧に出して立て直してから帰厩して調整を進めてきました。

1週前追い切りをしっかりやっているので、最終追い切りはムリせずやりました。雨でチップが重かった分スッと動けませんでしたが、心肺機能は鍛えられていますし仕上がりも問題ありません。最初の頃は1戦ごとにダメージを受けていましたし、精神面でも幼さがありましたが、レースを重ねながら徐々にそのようなところが解消してきました。古馬になってから良いタイプだと思っていましたが、私が考えていたよりも馬の成長が早いです。

距離はちょうど良いですし、右回りも坂のないコースも問題ないので力を発揮できると思います。ハンデは意識していませんでしたが、妥当だと思います。乗り手の指示に素直なところがありますし、良い状態であれば終いは確実に脚を使いますからね。段々と暑くなってきて調整が難しくなってきましたが、ベストの状態で使えるように調整していきたいと思っています」

●前走、3歳上500万下（6/9・東京・芝1400）を勝利したキューグレーダー(牡3、美浦・栗田徹厩舎)は、田辺裕信騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F67.2－51.8－38.1－13.0秒をマークした。

【田辺裕信騎手のコメント】
「最終追い切りは折り合いを確かめましたが、良い雰囲気でした。ゲートに不安はありますが、距離が延びてもリラックスして走れれば力はあると思います」

●前走、3歳500万下（3/25・中山・芝1800）を勝利したロードライト(牝3、美浦・手塚厩舎)は、嶋田純次騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F70.2－54.8－40.7－13.7秒をマークした。

【手塚貴久調教師のコメント】
「調教で併せたフィエールマンには敵いませんが、ここを目標に乗り込んできましたし競馬に行ってスタートも上手でレースセンスの良さがありますからね。前走も時計うんぬんは抜きにして、良い勝ち方でした。これまで負けたときは調子がもうひとつでしたし、調子が良ければ走れます。牝馬はこのレースで結果が出ていませんが、いろいろ考えてチャレンジすることにしました。ハンデ51キロも良いですし、牝馬限定戦なら1000万クラスでもやれる力はあると思うので、3歳重賞でも家賃は高くないと思っています」

ラジオNIKKEI賞に向けて追い切りを行うエイムアンドエンド(一番左)

ラジオNIKKEI賞に向けて追い切りを行うイェッツト

ラジオNIKKEI賞に向けて追い切りを行うキューグレーダー

ラジオNIKKEI賞に向けて追い切りを行うロードライト