【京成杯AH】ヤングマンパワー、ロードクエストなど9頭の直前コメントを一挙公開!

京成杯AHに向けて追い切りを行うヤングマンパワー

5日、京成杯オータムハンデ(G3)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

●前走、関屋記念で4着だったヤングマンパワー(牡6、美浦・手塚厩舎)は、松岡正海騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F68.1-52.8-39.0-13.1秒をマークした。

【手塚貴久調教師のコメント】
「今年の春はマイラーズカップで大敗してどうしたかと思いましたが、夏場に向けて調子を上げてくる馬ですし相性が良いレースだと思って前走の関屋記念を使うことにしました。前走の前は正直少し重いかという感じでしたが、レースではしっかり走ってくれたので改めて関屋記念は相性が良いなと思いました。夏場は体が増える傾向にある馬ですし、前走の良い状態をキープできています。

今週の追い切りはジョッキーに乗ってもらってラストを伸ばすようにしましたが、しっかり走れていましたし良い追い切りができたと思います。精神的に大きく変わってはいませんが、体つきは落ち着いてきました。以前は左回り中心で使っていましたが、脚質に幅が出てきて今なら右回りでも問題ありません。ハンデは少し重い感じもしますが、G3ですし頑張ってくれるのではないかと思っています」

●前走、関屋記念で5着だったロードクエスト(牡5、美浦・小島茂厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F55.5-40.7-13.5秒をマークした。

【土明助手のコメント】
「今年は年明け初戦から1200を使ってきましたが、前走はそれが良い意味で結果に繋がってきたかと思います。前走は前の位置を取りにいって、最後に甘くなってしまった辺りが課題かと思います。最近のレース傾向から後ろからの競馬では厳しくなってきたことと、年齢的にズブさも出てきたので脚質変更で走りに幅を持たせたいと思っていました。調教でも、レースで前に行けるようにスタートしてからの1、2完歩目を速くするように、意識的に前半から出していくように調整してきました。前走後は一旦短期放牧に出しました。帰厩後は馬に硬さがあったので、プールとトレッドミルに行ってから調教をしたら硬さが無くなってきました。

今週の追い切りは、後ろから馬にプレッシャーをかけられてどれだけ踏ん張れるかを見たい、と思っていました。直線の手応えも良かったですし、この形で追い切ると馬がやる気になって良い頃の雰囲気に戻ってきます。前走を叩いて体も締まりましたし、気持ちもフレッシュで良い状態でレースに臨めます。中山コース自体も相性は良いと思います。理想は好位から競馬をして、どれだけ粘れるかでしょう。2年前に勝っているレースですし、ここで復活してもらいたいです」

●前走、関屋記念で10着だったショウナンアンセム(牡5、美浦・田中剛厩舎)は、田中剛調教師を背に南ウッドチップコースで追われ、6F84.5-68.2-53.1-38.8-13.2秒をマークした。

【田中剛調教師のコメント】
「気持ちが大事というところのある馬ですし、前走は微妙なペースの違いが影響したのかもしれませんね。前走で苦しい思いをして最後に交わされてしまいましたし、その悪いイメージが残っていなければいいなと思います。この中間も状態は良い意味での平行線できていますし、以前に比べて腰がしっかりしてスタートも良くなってきました。スタートすれば馬が勝手に行きますし、ヘンに抑えるよりは馬の気分を大事にして走らせるような競馬が良いと思います。今回もスタートと展開次第だと思います」

●前走、ダービー卿チャレンジトロフィーで3着だったストーミーシー(牡5、美浦・斎藤誠厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、6F83.5-69.0-54.3-40.1-13.4秒をマークした。

【相田助手のコメント】
「重いウッドチップは苦手でしたが、今はしっかり走れるようになってきましたし成長を感じます。今週の追い切りはゴール前の動きも良かったですし、骨折明けでも十分出走態勢は整っています」

●前走、函館記念で7着だったゴールドサーベラス(牡6、美浦・清水英厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F67.4-52.6-39.2-13.1秒をマークした。

【清水英克調教師のコメント】
「馬が少しモコモコした感じがあったので、今週の追い切りはビッシリやりました。これで変わってくると思います。前走は滞在競馬で馬がリラックスしていましたが、今回は輸送競馬になる点がどうかですね。体は少し増えての出走になると思います。前走は少し距離が長い感じがありましたし、今回はベストのマイルで改めての気持ちです」

●前走、阿武隈ステークスを勝利したミッキーグローリー(牡5、美浦・国枝厩舎)は、助手を背に坂路コースで追われ、4F51.8-37.9-25.1-12.8秒をマークした。

【国枝栄調教師のコメント】
「これまで脚元もいろいろあって上のクラスに上がってくるまで時間がかかりましたが、今は心身ともに成長してきています。5走前で6着に負けたのは休み明けの分があったと思います。ただ今回も少しレース間隔があいていますが、今週の追い切りの動きも良かったですしすごく良い状態で臨めますからね。操縦性が高くてスピードがあるので、乗りやすいと思います。反応が良い馬なので、レースではテンはガマンしてどこかで動いていくという形が合っていると思います」

●前走、福島テレビオープンで6着だったミュゼエイリアン(セ6、美浦・黒岩厩舎)は、助手を背に坂路コースで追われ、4F52.7-38.5-25.6-12.9秒をマークした。

【黒岩陽一調教師のコメント】
「続けて競馬を使うよりも、レース間隔をあけた方が良いタイプです。先週土曜日と今週水曜日は坂路で52秒台を出しています。前走は夏場でしたし調整を手控えざるを得ませんでしたが、今回は涼しくなってきてしっかり調整できています。ハンデ56キロは想定通りです。気が良いタイプなので前々で運んで、開幕週の馬場を生かす形の競馬ができればと思います。ここにきて気性も成長してきていますし、まだやれると思っています」

●前走、福島テレビオープンで13着だったダイワリベラル(牡7、美浦・菊沢厩舎)は、菊沢一樹騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F69.8-53.4-39.7-13.8秒をマークした。

【菊沢隆徳調教師のコメント】
「気候が涼しくなって動きが良くなってきましたし、馬に元気があります。ここのところ結果が出ていないのは道悪など条件が合わなかったこともありますが、年齢的なものもあるかなと感じていたところがあるので、今回得意の中山で目覚めてもらいたいですね」

●前走、朱鷺ステークスで7着だったトウショウドラフタ(牡5、美浦・萱野厩舎)は、北村宏司騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F71.3-55.3-40.0-13.0秒をマークした。

【萱野浩二調教師のコメント】
「勝ててはいませんが、毎回それなりに最後はきていますし今回も相変わらず具合は良いですよ。今回はもう少し前めで積極的な競馬をさせてみたいと思っています」

京成杯AHに向けて追い切りを行うロードクエスト(一番右)

京成杯AHに向けて追い切りを行うショウナンアンセム

京成杯AHに向けて追い切りを行うストーミーシー

京成杯AHに向けて追い切りを行うミッキーグローリー

京成杯AHに向けて追い切りを行うトウショウドラフタ