【オールカマー】鞍上も手応え十分レイデオロ「本当のトップレベルになってきた」

レイデオロ

オールカマーに向けて追い切りを行うレイデオロ(内)

オールカマー(G2)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

●前走、ドバイシーマクラシック4着のレイデオロ(牡4、美浦・藤沢和厩舎)は20日、C.ルメール騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F69.4-53.8-39.9-13.3秒をマークした。

【C.ルメール騎手のコメント】
「前々走、前走はペースが遅くてリラックスして走ることができず残念でした。長い休み明けですが、先週の1週前追い切りもしっかりやっていましたし今週からコンディションがパワーアップしています。今週はまだ少し重い感じもありますが、息が入ってフットワークのバランスも良くしっかり反応して動きはとても良かったです。馬が走りたがっている感じはありましたが、かからず走れていました。フィジカル面、メンタル面共に成長して本当のトップレベルになってきました。G1が1番大事で今回はトライアルレースですが、スムーズな競馬をして自分のリズムでリラックスして走れれば、と思います」

●前走、17年日経賞2着のミライヘノツバサ(牡5、美浦・伊藤大厩舎)は19日、助手を背に坂路コースで追われ、4F53.1-39.1-25.8-12.6秒をマークした。

【伊藤大士調教師のコメント】
「脚部不安で休養期間が長引きましたが、もう脚元も問題ありませんし、この中間は順調に調整できています。1週前追い切りでジョッキーを乗せて好感触を掴んでくれたようです。坂路中心での調整になりましたが、やれるだけのことはやってきました。今週の追い切りの動きも良かったですし、あとはこの馬の能力の高さに期待しています」

●前走、函館記念10着のブラックバゴ(牡6、美浦・斎藤誠厩舎)は20日、吉田隼人騎手を背に(レースでは池添謙一騎手が騎乗予定)南ウッドチップコースで追われ、5F69.5-53.4-38.1-12.7秒をマークした。

【斎藤誠調教師のコメント】
「先週、今週と吉田隼人騎手に追い切りを手伝ってもらって、先週は抜け出してからフワッとしましたが、今週はテンの入りは遅かったものの負荷のかかる馬場で最後までしっかり走れていたようです。良い仕上がりだと思います。前走は休み明けで体が大きくなっていたので、体を絞ることに専念する調整過程でしたし、レースでも行き場を無くす感じになってしまいました。前走後は新潟記念や札幌記念への出走も考えましたが、中山コースが合うのでここに照準を合わせて調整してきました。頑張ってもらいたいです」

●前走、新潟記念3着のショウナンバッハ(牡7、美浦・上原厩舎)は20日、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F53.4-38.1-12.7秒をマークした。

【上原博之調教師のコメント】
「前走はハンデ53キロも良かったと思いますが、元々あれくらいやれる力はある馬ですからね。これまではスムーズさを欠くようなこともあってなかなか結果を出せていませんでしたが、前走は最後も良い脚を使ってくれました。この中間も順調にきていますし、今週の追い切りも予定通りでした。ここ最近は馬がしっかりしてきて前で競馬ができるようになっていますし、流れにも乗りやすいと思います。中山コースも問題ありませんし、あとは良馬場でやれればと思います」

●前走、丹頂ステークス8着のブライトバローズ(牡6、美浦・堀厩舎)は20日、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F54.4-39.7-13.2秒をマークした。

【森助手のコメント】
「札幌で2戦して美浦に戻ってきてからも大きな疲れは見られないので、ここへ向かうことにしました。札幌2戦は馬場が影響したのか坂路で調整できなかったことが影響したのか敗因はハッキリしませんが、この中間は在厩調整で状態は維持できています。今回は中山替わりで変わり身を見せてくれれば、と思います」

ミライヘノツバサ

オールカマーに向けて追い切りを行うミライヘノツバサ

ブラックバゴ

オールカマーに向けて追い切りを行うブラックバゴ

ショウナンバッハ

オールカマーに向けて追い切りを行うショウナンバッハ

ブライトバローズ

オールカマーに向けて追い切りを行うブライトバローズ