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【天皇賞(秋)】マカヒキ・ヴィブロス2頭出しの友道師「武豊騎手が合うと思っていた」
2018/10/24(水)

24日、天皇賞(秋)(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。
札幌記念2着からの直行となるマカヒキ(牡5、栗東・友道厩舎)は坂路で最終調整。4F54.9-40.6-26.7-13.4をマークした。追い切り後に行われた共同会見での友道 康夫のコメントは以下のとおり。【友道康夫調教師のコメント】
「(前走は9ヶ月の休み明けで2着でした)競馬の内容は良かったと思います。2着でしたが、当日の馬場状態を考えればよく走ってくれています。札幌競馬場の追い切りを見てもいい感じと思っていました。
(ニエル賞から勝ち星がありません)正直去年の春の大阪杯のあたりは、3歳秋の遠征の疲れが若干残っている気がしました。去年の秋は負けはしましたが馬の状態は復調気配があると見ていました。
(今回は札幌記念以来となります)札幌競馬場からノーザンファーム空港牧場に放牧に出して、10日ほど休ませ馬体の回復を促し、ノーザンファーム天栄を経由して9月の上旬に栗東に戻ってきました。レース後若干疲れはありましたが、牧場のほうでうまくケアしてもらって、札幌競馬場に入厩した時と同じくらいのいい体で帰ってきてくれました。
(今回の鞍上は初騎乗の武豊騎手です)僕の考えですが、前々からこの馬には武豊騎手が合うと思っていました。いつか機会があれば乗ってもらいたいと思っていましたし、ここにきて乗ってくれるチャンスが巡ってきて、僕自身嬉しく思っています。
(1週前追い切りについて)1週前なのでしっかり追ってもらいましたが、見ていても人馬の呼吸が合っていて、マカヒキもいい走りをしてくれていました。さすがと言ってくれました。
(今日の追い切りを見て)先週しっかりやったので身体も息もできていると思います。今日は雨上がりでしたし、馬場も悪かったのでそんなに無理せず、息を整える程度に乗りました。この馬の時計としては馬なりで楽に上がってきてくれたと思います。3歳の一番いい時のデキに戻りつつあると思います。
(去年の敗因)色々あると思いますが、馬場状態も悪かったですからね。枠も外でしたし、やはり内枠が欲しいですね。今週は土曜は雨予報ですが、先週までの東京競馬場を見ているといい馬場なので今年は絶好の馬場状態で出れると思います。競馬に関してはジョッキーに任せるだけだと思っています。
(ファンに向けて)国内ではダービー以来勝ち星から遠ざかっていますが、3歳春の状態に戻ってきたと思います。ファンの皆さんの応援があれば頑張ってくれると思います。応援お願いします」

2年ぶりの勝利を目指すマカヒキ
マカヒキの僚馬で宝塚記念4着以来4ヶ月ぶりの出走となるヴィブロス(牝5、栗東・友道厩舎)も坂路で最終調整。4F56.4-41.3-26.4-12.9をマークした。追い切り後に行われた共同会見での友道康夫調教師のコメントは以下のとおり。
【友道康夫調教師のコメント】
「(去年秋は牝馬路線、今年秋は牡馬路線)去年府中牝馬Sからエリザベス女王杯に行きましたが、若干距離が長い感じがしまして、今年は距離短縮で2000mですが、今までの競馬を見ていると左回りのワンターンが一番合っていると思い、牡馬相手ですが、条件は一番合っていると思い選びました。今のところこの秋は天皇賞の後マイルCS、香港というローテを考えています。
(前走の宝塚記念は4着でした)馬場状態もありますし、若干距離の壁もあるという感じはしましたが、最後頑張っていましたし、この馬の力は出せたと思います。
(夏を超えて成長あったか)毎年夏は北海道に放牧に出しますが、5歳にしてまた脚も長くなり背も伸びて一回り大きくなった感じがします。今年は年齢的なものもありますが、闘争心を内に秘めた感じで、また違ったヴィブロスといった感じでいいと思います。
(1週前追い切りについて)一週前の追い切りもすでに出来上がっていましたが、坂路で追ってもらっていい動きでした。
(今日の追い切りについて)先週までで出来ているので、坂路で単走でサっと乗りました。馬場状態も悪かったですが、しっかり最後まで走っていたと思います。いい感じでスイッチは入ったと思います。
(東京2000mという条件について)左回りはドバイでも好走していますし、左回りのワンターンは一番合っていると思います。ドバイでも強豪牡馬と戦っていますし、牝馬同士よりもしかしたら牡馬相手のほうが頑張ってくれるかもしれませんね(笑)
(レースへ向けて抱負を)ドバイでG1を勝ちましたが、日本でも2つ目のG1を勝ちたいと思いますので、応援よろしくお願いします」

国内2つ目のG1タイトルを狙うヴィブロス
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