【エリザベス女王杯】古馬初対戦のカンタービレ「力を出してくれれば十分通用する」

カンタービレ

7日、エリザベス女王杯(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走、秋華賞で3着だったカンタービレ(牝3、栗東・中竹厩舎)は、坂路コースで最終調整。4F54.1-38.6-24.4-12.4秒をマークした。追い切り後に行われた共同会見での 辻野泰之調教助手のコメントは以下のとおり。

【辻野泰之調教助手のコメント】
「(前走の秋華賞はアーモンドアイの直後につけて3着)競馬の前はもう少し前目のポジションを想定していたんですけれど、少しゲートで遅れてしまったこともあり、あのポジションからのレースになりました。それでも最後あれだけの脚を見せてくれたので、新たな一面が見られたかなと思います。あの末脚も春からの成長かなと思えますし、レースの幅が広がったという意味では収穫があったレースでした。

(中3週のローテーション)G1に向けてつくっていたというのはありましたので、ローズSの後よりは少し疲れが見られました。軽めの運動でしっかり疲れをとってから、このレースに向けて立ち上げてきています。秋2戦使ってきて、それほど強い負荷も必要ないかなと思って、この中間は坂路での追い切りを重ねてきました。ラストの反応もいいですし、状態面に関しては前走と同じような状態で出られるのではないかと思います。

(秋華賞から距離が200m伸びるが)春はオークスで距離の壁を感じたんですけれども、この秋は成長した姿を見せてくれていますので、1ハロン伸びてもこなしてくれるのではないかと思っています。春は機動力を生かした競馬で、小回りコースで押し切る形でしたけど、前走のようなポジションからでも末脚を見せてくれたので、外回りコースでも不安はないかなと思います。

(古馬と初対決で)ちょっと(力関係を)比べるのが難しいですが、この子の力を出してくれれば十分通用すると思っています。ようやくG1のタイトルに近いところまで来られたと思いますので、もうひと押し頑張ってもらいたいと思います」

カンタービレ

会見に応じる辻野助手