2019年度の新規調教師免許試験合格者が発表！

2018/12/6(木) 

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提供：けいばのじかん

栗東の3名は揃って記者会見に応じた

小手川 準氏

新谷 功一氏

長谷川 浩大氏

深山 雅史氏

宮田 敬介氏

吉岡 辰弥氏

長谷川氏は騎手時代に通算207勝を挙げ、2012年9月に引退。その後、中村均厩舎で調教助手を務めていた。騎手としては石橋脩騎手、松岡正海騎手と同期にあたる。

吉岡氏は角居勝彦厩舎(現・中竹和也厩舎)でオールザットジャズや、先週チャンピオンズCで2着となったウェスタールンド(セ6、栗東・佐々晶厩舎)の姉であるミクロコスモスに携わった。

【小手川準氏のコメント】
「20年ちかく持ち乗り助手として仕事をしてきて、馬を介して馬主さんや牧場スタッフ、獣医師さんや装蹄師さんなど本当に多くの方たちとの出会いがありました。ファンの方からファンレターをいただくこともありましたし、1頭の馬には多くの人の思いが乗っているんだなと感じるなかで、責任ある調教師という仕事はやりがいがあると思って目指すことにしました。

仕事をしながらの受験勉強で大変でしたが、師匠の小桧山先生が支えてくれましたしこの日を迎えられたのは先生のおかげなので感謝しています。これまで私を育ててくれた小桧山悟先生が目標です。先生の周りには笑顔が溢れていますし、そのような人間性を目指したいのでこれからも教わっていきたいです。勝ちたいレースと聞かれて、本当はダービーや凱旋門賞といったレースをあげられるといいんでしょうけど、持ち乗り助手をずっとやってきてひとつ勝つ難しさは嫌というほど分かっていますからね。まずは小手川厩舎としての初勝利を目指していきたいです」

【新谷功一氏のコメント】
「イギリスにキーンランドスワンで遠征したときに平田調教師が技術調教師として帯同しており、その時に調教師のことについていろいろお話を聞くうちに自分も調教師を目指したいと思うようになりました。またイギリスに遠征できるような調教師になりたいと思い目指してきました。

勝ちたいレースは出走するすべてのレースです。馬主や生産者が望むレースを、私が調教した競走馬で勝つことが一番の目標です。凱旋門賞など、まだ日本馬が勝っていないレースで結果を残せるような調教師になりたいです。率直に言うと嬉しいです。パソコンで結果を確認しましたが、もっと泣いたりするのかなと思いましたが、驚きや安心のほうが大きかったです」

【長谷川浩大氏のコメント】
「騎手を引退して、師匠である中村均調教師のもとで調教助手をさせてもらいましたが、騎手のときより競走馬を出走させることの難しさや、レースに勝つことの厳しさを肌で感じました。その中で調教師の業務を見るうちに、将来、馬を育成して大きなレースに勝ちたい、そういう馬を作っていきたいという思いが強くなり調教師を目指すこととなりました。

勝ちたいレースはJRAのすべてのG1レースです。ファンの皆様がいての競馬なので、しっかり応援してもらえるような馬を調教していきたいと思います。調教師試験に合格し素直に嬉しいです」

【深山雅史氏のコメント】
「元々周りに競馬関係者がいない状況でしたが、いろんな方たちに相談するなかで、大学を卒業してからこの業界に入ってくるなら調教師を目指した方がいい、とアドバイスをいただいたことが頭にあったのが私が調教師を目指した原点です。馬主さんや厩舎スタッフをはじめ、多くの人を幸せにできるようにと思っています。目標は伊藤正徳調教師です。私がトレセンに入ってからずっと仕事をさせていただいていますが、入った当初は未熟でしたし先生から叱咤激励をしてもらって今があります。この先は師匠に追いつき追い越せ、の気持ちで頑張っていきたいです。

目の前の仕事にしっかり取り組んで積み重ねていった結果が勝利になると思いますし、そのためにも目の前の仕事をしっかりやっていきます。あとは競馬を知らない方でも知っているダービーやジャパンカップのような大きなレースを勝って、競馬を盛り上げていければと思っています」

【宮田敬介氏のコメント】
「たくさんの方々との出会いや縁に恵まれて、ここまで来られました。これまで出会った方々やこれから出会う方たちに感謝や恩返しをするために、調教師という責任のある立場で仕事をしたいと思って目指すことにしました。目標は国枝栄調教師です。私は人を育てたいという思いがありますし、厩舎スタッフを信頼して仕事を任せて人を育てられる、国枝先生のような器の大きい人間になりたいです。

具体的に勝ちたいレースというよりも、私は人を育てていきたいですし多くの人たちと喜びを分かち合えるような馬を育てていきたいです。まだ予定はハッキリ決まっていませんが、できれば来年は技術調教師としてアーモンドアイの海外遠征に帯同して、海外で活躍するところをこの目で見たいですね。そのときに微力ながら何かお手伝いさせてもらえれば、と思っています」

【吉岡辰弥氏のコメント】
「藤岡範士調教師、角居勝彦調教師、中竹和也調教師にお世話になり、3人の調教師の仕事や周りの方への情熱ある行動、真摯な姿勢は私自身背筋の伸びる思いで、少しでもこの3人に近づきたいと思い調教師を目指しました。

調教助手として長い時間を過ごさせていただいた角居勝彦調教師を超えていくことが私の目標です。正直、調教師試験に合格した実感がありませんが、今は応援していただいた方への感謝の気持ちでいっぱいです」

元騎手の長谷川浩大調教助手(中村均厩舎)も合格

高橋康之厩舎の新谷功一調教助手