【今週のコメント特注馬】前走フェアウェルSで負けた2頭が巻き返す!

<現場取材でつかんだ!今週のコメント特注馬>

●1月12日(土)中山10R 初春S(ダ1200m)
タガノヴィッター(牡6、栗東・牧浦厩舎)

今回と同じ中山ダート1200mの前走フェアウェルS(6着)のレース後、騎乗したボウマン騎手がサバサバした表情で、「この馬なりには走ってくれているのですが、この前残り馬場で8枠は厳しいですね」と言っていたのがこの馬だ。

フェアウェルSの勝ち時計1:09.9は、今年の中山ダート1200mで2番目に速い時計。湿ってより軽くなった砂の影響もあり、上位3頭全て4角4番手以内というレースだった。8枠15番で4角6番手では厳しい。

今回は良馬場が見込めること、年が明けてからの中山ダートは昨年末より時計が掛かっていることを考えると、巻き返す可能性は高い。

●1月12日(土)京都11R 羅生門S(ダ1400m)
ビックリシタナモー(牡5、栗東・音無厩舎)

前述タガノヴィッター同様、前走フェアウェルS(中山ダ1200m)組。軽い馬場で高速決着、上位3頭全て4角4番手以内というレースで4角11番手と絶望的な位置取りであった。

管理する音無調教師は「1200mの休み明けが不安でしたが、その不安がモロに出た感じです。本来1400mのほうがいい馬ですからね」と、5ヶ月の休み明けも敗因の一つという見方を示した。今回は叩き2戦目で、(1.2.1.1)と得意の1400mへ距離延長。条件はだいぶ好転している。