【新馬チェック】超高額馬サトノソロモンに星3つ!まだまだ余裕アリ!

サトノソロモン

◆1月13日(日)1回京都4日目6R 3歳新馬(芝2000m)
サトノソロモン(牡3、栗東・池江寿厩舎) M.デムーロ騎手
父:ディープインパクト
母:イルーシヴウェーヴ
母父:Elusive City
レース評価:★★★☆☆

母はG1フランス1000ギニーを制したイルーシヴウェーヴという良血馬。16年セレクトセールで2億8000万円で落札され、当歳から期待の高い馬が新馬勝ち。好位のインでレースを進めると、直線で前を差し切った。

勝ち時計2.04.4はスローペースも影響したとはいえ、京都2000mの新馬としてはそこまで速くない。552キロという大型馬でまだ体を持て余しているところがあった。まだまだ余裕を感じさせ、先々成長すれば出世する可能性はあるものの、3歳春までにタイトルを取れるかというと、そのようなタイプではなさそうだ。


◆1月12日(土)1回中山3日目6R 3歳新馬(芝1600m)
ザダル(牡3、美浦・大竹厩舎) 石橋脩騎手
父:トーセンラー
母:ジーザシー
母父:Lemon Drop Kid
レース評価:★★☆☆☆

本当は12月の阪神芝2000mてデビュー予定が出走取消になるなど、デビューまで何度か頓挫のあった馬。内枠からハナを切るとマイペースに持ち込んで、良血牝馬パロネラを抑えデビュー勝ちを果たした。

粘り腰は見事だったものの、前半3F37.2とスローペースだった影響も大きい。まだ課題も多く、控える競馬ができるかどうかも未知数であるため、評価は星2つにとどめる。ただ長く脚を使えていたのも事実。騎乗した石橋騎手も「距離はもっと持ちますよ」と言っていたように、先々は2000m以上で良さが出るタイプかもしれない。

ザダル

主導権を握り逃げ切ったザダル


◆1月14日(月)1回京都5日目6R 3歳新馬(芝1600m)
ゲバラ(牡3、美浦・伊藤大厩舎) 柴山雄一騎手
父:ディープインパクト
母:エリモハルカ
母父:ナリタトップロード
レース評価:★★★☆☆

父はディープインパクト、母はダート短距離でオープンクラスまで出世したエリモハルカ。母系はえりも農場を代表する牝系、デプグリーフの一族。リディル&クラレント兄弟とは近親にあたる。「気性も前向き、初戦から走ってきそうないい馬」と鞍上が評していた通り、新馬から身体能力の高さを見せつけた。

ゲートが遅く、最後は遊んでいたものの、それでも完勝できるあたり、素質が高い。母親がダート短距離馬だったことを考えれば距離はマイルくらいが良さそうで、適条件ならオープンクラスを目指せる素材かもしれない。

ゲバラ

柴山騎手を背に鋭く伸びたゲバラ