【今週のコメント特注馬】イギリスの名手が指摘した距離短縮&コース替わりで一変も

<現場取材でつかんだ!コメント特注馬>

●2月11日(月)東京12R 4歳上1000万下(ダ1600m)
エピックアン(牡4、美浦・大和田厩舎)

前走チバテレ杯(中山ダ1800m)のレース後、騎乗したW.ビュイック騎手が検量室内のモニターを見ながら「直線で砂を被っても問題はなかったのですが、コーナーで砂を被って嫌がっていました」と言っていた。

確かにVTRを見ると、1コーナー手前で挟まれた後、2コーナーで砂を嫌がる素振りを見せている。砂が当たる角度によって影響が違うというのだ。

さらにビュイック騎手は「距離が長いかも」と初めての1800mについても不安を口にしていた。今回はコーナーで砂を被る回数が少ないワンターンの東京ダート1600m。距離短縮でもあり、巻き返しがあっていい。


●2月11日(月)東京10R 雲雀S(芝1400m)
エスターテ(牝4、美浦・伊藤伸厩舎)

先週の節分Sは7着。レース後、騎乗した野中騎手が「ポジション的には一番いいところでしたが、好走しているのはハンデ戦。今日は定量戦の影響もありました」と55キロの斤量を敗因に挙げた。準オープンに昇級後は5着、7着と結果は出ていないが、2戦とも定量戦だった。

2月9日(土)の東京開催は降雪の影響により中止。11日(月)に出馬表の内容(出走馬、出走馬の馬番号など)を変更せずに実施されます。

昨秋に勝った国立特別(1000万下)はハンデ戦で斤量50キロ。連対した500万下の2戦はともに定量戦だったものの、減量騎手を起用して49キロだった。小柄な牝馬で、馬券に絡んだ9戦はすべて51キロ以下の斤量。54キロ以上では[0-0-0-4]と結果が出ていない。

加えて前走の節分Sは前半3F36.3秒というスローペース。上位は上がり3F33秒前半を使っており、エスターテにとっては上がりが速すぎた影響も大きい。連闘でも雪で少し馬場が緩んで切れ味勝負にならなければ、52キロを生かしてこのクラスでも足りておかしくない。