【フェブラリーS】闘志満々ノンコノユメ内田博「良い結果を出せるように上手く導きたい」

ノンコノユメ

フェブラリーS連覇へ向けて調整されるノンコノユメ

13日、フェブラリーS(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、チャンピオンズカップ7着のノンコノユメ(セ7、美浦・加藤征厩舎)は、内田博幸騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F69.2-54.2-40.1-13.7秒をマークした。

【加藤征弘調教師のコメント】
「近走はスタートで大きく出遅れたり展開が合わなかったり、結果が出ていないことも致し方なかったかと思います。去年の秋に3戦消化しましたし、今回は4歳のときと同じようにチャンピオンズカップからここへ直行という形にしました。このローテーションは予定通りです。6週間くらい前に帰厩して北Cコースに4週前と先週の2回しっかり入れました。そのコースだと馬がその気になって動きますし、2回入れたときにしっかり負荷をかけたので、最終追い切りは予定通り馬なりで調整しました。ジョッキーには前にいる3頭の併せ馬を目標に追いかける形でと指示をしましたが、元々ウッドではよく見せないタイプですし、いつも通りの動きだったと思います。

過去4年間ずっと同じような最終追い切りの動きをしていますし、毎年力を出せるように調整しています。今年はかなり強い新興勢力がいますからね。年齢的には若い馬と比べると少しマイナスかとも思いますが、この馬自身衰えはありません。できればある程度ペースが流れて消耗戦になってくれた方がこの馬の持ち味が生きると思います。ある程度流れて前の馬の脚が上がるような形が理想的かなと思っています。この馬は力を出すときと出さないときがありますが、今回は出してもらいたいと思っています。毎年調子の波もなくしっかり調整できています。馬が本気で走ってくれれば勝った去年と同じような脚を使えると思うので、応援をよろしくお願いします」

【内田博幸騎手のコメント】
「1週前追い切りでしっかりやっていますし、最終追い切りは単走で前の馬を見ながら調整程度という内容でした。コーナーで少し遅れ気味になりましたが、軽く促したらスーッとついていってくれましたし、直線では体を使って良い感じで動いてくれました。馬の気持ちに任せて走らせて馬なりでゴールしましたが、ゴール板を過ぎてからも1コーナー辺りまでその勢いで走っていましたし良い雰囲気だと思いました。いつも同じような感じの追い切りで結果を出してきていますし、今回も状態は問題ないと思っています。年齢は重ねていますが、それほどレース数を使っていませんし馬はまだ若いです。最終追い切りも柔らかい走りをしていましたし、衰えは感じません。

ここ最近なかなか馬券に絡めていませんが、多分どこかで大きいところを勝つために温存しているのではないかと思っています。この馬はものすごい根性があるので、それを上手く引き出せるように騎乗できればと思っています。去年のフェブラリーステークスでは鬼になったような感じで走ってくれたので、今年も直線で鬼になってもらいたいです。縦長の展開になっても終いに脚を使って追い込んでこられますし、馬群が固まって瞬発力勝負の展開になればこの馬には持ってこいの形ですからね。良い形で流れに乗って、リズム良く走れれば力を出せると思っています。スタッフのみんなが頑張って馬を仕上げて最後のバトンが自分に渡されますし、ノンコノユメの復活を懸けて良い結果を出せるように上手く導きたいと思っています」