【パトロールビデオ調査隊】前走で不利受けた3頭をピックアップ!先週は人気薄の該当馬が1着

ウラヌスチャーム

<前走で不利を受けた馬リスト>

●3月9日(土)中山11R・中山牝馬S(G3、芝1800m)
ウラヌスチャーム(牝4、美浦・斎藤誠厩舎)

前走:1月26日(土)中京11R・愛知杯(G3、芝2000m) 4着

5、6番手からレースを進め、4コーナーで勝ち馬ワンブレスアウェイの直後から進出。内にいたコルコバード、外から伸びてきたノームコアと併走しながら前との差を詰めた。

残り100mすぎ、脚色が鈍ってきた先頭のワンブレスアウェイが外にヨレて進路を失い、北村友一騎手がブレーキをかけるような形に。スムーズなら3着はあったかと思えるレースだった。

●3月9日(土)中山9R・房総特別(芝1200m)
タイセイブレーク(セ5、栗東・浜田厩舎)

前走:2月17日(日)小倉12R・紫川特別(芝1200m) 12着

互角にゲートを出て内目を追走していたが、向正面で両サイドの馬に挟まれ続けた影響で3コーナー手前で位置取りを下げた。その後も前の馬の手応えが悪く進出できず、直線でも進路がなく残り100mはほとんど追えていない。

それでも2着馬から0.5秒差と着順ほど負けてはおらず、今回は叩き3戦目。互角にゲートを切ることができれば巻き返しがあっていい。

●3月10日(日)中京4R・3歳未勝利(芝1600m)
トラピッチェ(牝3、栗東・藤岡健厩舎)

前走:2月16日(土)京都5R・3歳未勝利(芝1600m) 3着

道中は中団を追走し、直線もいい脚で伸びてきたものの、ゴール直前で内にいた勝ち馬が右ムチに反応して急激に斜行。進路をカットされて追うことができなかった。

斜行がなくとも2着があったかは微妙だが、不利を受けても3着を死守したのは力の証明だろう。デビュー3戦目の今回は更なる上積みが見込める。


◆先週の結果◆

土曜小倉6R リュミエールドール 1着(6番人気)
向正面からエンジンをかけ始めて直線に入ると、最後は脚の甘くなった先行勢を一気に差し切った。勝ち味に遅いが、スムーズならこのくらいは走れる実力は持っている。

土曜中山11R・オーシャンS(G3) ペイシャフェリシタ 4着(6番人気)
最後伸びてきたものの、前半3F32.3秒のハイペースで逃げたモズスーパーフレアなど先行馬も止まらない展開で4着。メンバー中上がり2位の末脚は使っており、決して悪い内容ではなかった。オープン特別なら力上位だろう。

土曜阪神11R・チューリップ賞(G3) ドナウデルタ 4着(6番人気)
中団の外めからスムーズに運び、残り200mで先頭に立った。3頭の2着争いの末に4着に終わったが、内で進路を失ったシンザン記念(9着)が力負けではないところを見せた。