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勝利コメント&研究員の目【4/11・中山】
2010/4/11(日)
勝利コメント&研究員の目【4/11・中山】●中山1R 3歳未勝利(ダ1200m)
1着 メイフィールド(松岡騎手)
「前走と違ってスタートが決まり、行けたのが勝因だが、引くに引けない厳しい形。着差以上に強い内容だった。まだ良くなるよ」
2着 オーダーラッシュ(柴山雄騎手)
「よく伸びているが、あと一歩。息が入れられる東京の1400mくらいがいい」
・勝ち馬は内枠からでも強い内容で勝てたのは大きい。前に行って粘りが出ており、昇級で外枠を引いたり、同型が少ないようなら台頭できるだろう。
●中山2R 3歳未勝利(ダ1800m)
1着 レッドシャリオ(吉田豊騎手)
「スタートは速くない。今日も後手を踏んだが、真ん中の枠だったので、イメージどおりに押し上げていくことができた。ただ、4コーナーからは苦しいところに入ってしまって。本来は楽に勝てるレースだったね。素質はかなり。パンとすれば、上でもやれるよ」
・中山ダ1800という条件で後方からの競馬で結果を出すこと自体かなりの素質だが、今回は直線で前が詰まって外に出すロスまであったことを考えれば、かなり強い。東京ダ2100や阪神ダ2000ならさらにパフォーマンスが上がるだろう。
●中山3R 3歳未勝利(ダ1200m)
1着 チタニウムヘッド(戸崎騎手)
「ポンとスタートを切れ、いい位置が取れました。道中は遊んでいたくらい。終始、楽な手応えでしたし、反応も抜群。もっと速いペースにも対応できそうです。昇級しても通用するでしょう」
2着 ゴールドバシリスク(伊藤工騎手)
「4コーナーでうまくさばけなかったのがすべてです」
・またまた大井の名手・戸崎圭太騎手が勝った!先々週、先週に続き順調に勝ち星を増やし、もはや知らない人はいないレベルになったと言えよう。特に力のある先行馬に騎乗した際は相当な信頼がおける。条件的にはやはりダートがいい。
●中山4R 障害4歳上オープン(直線ダ3200m)
1着 マイネルネオス(五十嵐雄騎手)
「行けないレースが続いていましたので、中団での競馬は想定していました。ある程度は出していって、離れずに追走できましたね。終いは確実です。最後のバンケットで押したらやる気を出し、これなら届くだろうと思いました。気を抜くところがあり、乗り難しいタイプですが、やはり能力があります」
・メルマガ限定コンテンツ「研究員の注目馬」で研究員オノダが注目馬として挙げていた1頭。今回は昨年の障害最多勝利騎手の五十嵐騎手を配し、勝負気配。その期待にきっちりと応える卓越した騎乗で快勝。これからのさらなる活躍を期待できる1頭だ。
●中山5R 3歳未勝利(芝1600m)
1着 ソールデスタン(戸崎騎手)
「前走も乗せてもらいましたが、外を回って距離ロスがありながら、終いはしっかり伸びていましたからね。思ったとおり、能力が高い馬です。今日はスタートが良く、前めの位置取り。最後まで余裕がありましたし、どこからでも競馬ができますよ。今後が楽しみです」
・またもや戸崎騎手!馬も確かに強く、外を回ってきてこの結果だけに力の差は歴然。順当勝ちと言っていいだろう。先々週のシーダーの騎乗を彷彿させた。
●中山6R 3歳500万下(ダ1200m) ※写真はココカラ
1着 ココカラ(柴山騎手)
「能力はあるのに、惜しい競馬が続いていました。やっと勝てて、うれしいですね。スタート自体はそう速くありませんが、二の脚の違いで理想的な2番手。包まれることなく、スムーズに走らせることに専念しました。優秀な時計で走れているように、馬も良くなっています」
2着 ジルコニア(平野騎手)
「スムーズにハナへ行けました。相手は強いですし、マークされましたが、抜かれてもがんばっています。こんな競馬ができれば、走る馬ですよ」
・ココカラは前走の時計、内容を見てもここは断然の1頭。相手弱化で楽勝できた。昇級でも十分通用といいたいところだが、いかんせん適鞍がない…。話は変わって余談だが、2着のジルコニアに騎乗の平野騎手はかなりおっとり系の騎手。コメントを聞いている際、かなり癒されました。
●中山7R 4歳上500万下(ダ1800m)
1着 サトノハピネス(的場勇騎手)
「久々でも仕上がりは良かった。中間はズルい面も目立ち始めていましたが、スタッフが一生懸命に対処してくれましたので、そんな不安もなく、スっと行くことができましたよ。最後まで脚色はしっかり。(11番人気でも)能力的は500万ならば上位ですし、順当勝ちだと思います」
・脚部不安の休養明けということでかなり人気を落としていたが、思った以上に休養の効果が出ていたようだ。また、的場騎手の逃げはかなり見どころがあった。このまま個性派を目指してもらいたい。
●中山8R 4歳上500万下(ダ1200m)
1着 ダークインサニティ(後藤浩騎手)
「地方からの転入初戦を叩き、上積みがあった。調教では抑えても味があったので、あのポジションに。最後まで渋太く伸び、能力を示すことができた」
2着 マルターズブレーヴ(吉田隼騎手)
「外枠でもそれなりにスムーズに行けました。コンスタントに使っていけば、チャンスは近い」
3着 スマートキャスター(柴山騎手)
「短い距離に変わり、新味を出せました。いつもは追い出しても反応が鈍いのに、いい脚を使えたのが収穫」
・中央転入2戦目で快勝。馬体重が-18キロと大幅に減らしていたのだが、逆に絞れてさらに楽な手応えで競馬ができた。時計的には並だが内枠だったこと、直線で逃げ馬が下がってきたところで不利を食らいそうになったことを考えると、昇級でもさらにパフォーマンスを上げる可能性は高い。
●中山9R 桜草特別(芝1200m)
1着 モンテフジサン(武士沢騎手)
「良馬場のスピード比べには不安がありましたし、内枠も課題だと思っていましたが、開いたところをよく伸びました。いい決め手がありますね。まだ子供っぽく、奥は深そう。このくらいの距離がいいのかもしれません」
2着 トロンプルイユ(後藤浩騎手)
「思いどおりに運べたが、インで楽をしていた馬にやられてしまった」
5着 ウォンビーロング(田中勝騎手)
「ずっと手応えは楽だったのに、追ってからが案外。勝てると思ったが」
・距離短縮がズバリ嵌った。美浦坂路で馬なりで1F11秒台をマークしていたように、動きからは確実に走る馬という印象はあったが、まさか勝ち切るまでするとは。この距離でどんどんと新天地を切り開いてほしい。また、本馬のオーナ-である、「モンテ」の冠名でおなじみの毛利喜昭氏は、中山馬主会の会長ということで勝負度合いも高かったのだろう。
●中山10R 野島崎特別(芝1800m)
1着 ダイワジャンヌ(的場勇騎手)
「放牧でリフレッシュし、調教でもすごく前向きになっていました。ペースが遅くなると思ったので、出していきながらも折り合いをつけたかった。そのとおりに進め、なんとか届きました。馬に感謝しています」
2着 ホクレレ(柴山騎手)
「このハナ差は大きい。悔しいです。ポンとゲートを飛び出し、いい位置を取れましたし、一頭になるとソラを使うので、開いていたインに無理やり突っ込んだんです。しめしめと思っていたのですが」
3着 クーデグレイス(吉田隼騎手)
「いいペースで行け、4コーナーから早めにスパートするのもイメージどおり。もうひとがんばりがあれば」
6着 リーガルアミューズ(田中勝騎手)
「思ったよりジリジリ。ペースも遅かった」
・休養明け緒戦を最後の最後で差し切った。新潟では32秒台の上がりを駆使して、直線豪快に伸びていた本馬だが、直線の短い中山でも勝ち切ったことから大きく成長したと言える。ペース的にも後ろの馬が有利なものではなく、ここは純粋に力が上だったと言える。
●中山11R 春雷S(芝1200m)
1着 アポロフェニックス(柴田善騎手)
「今日は返し馬から気分が良さそうだった。スムーズな競馬ができ、実力を発揮できたよ」
(柴崎調教師)
「賞金を加算でき、ほっとしているよ。出たい番組に出られず、東京の芝1400m(バレンタインS・4着)、中山のマイル(東風S・12着)というローテーションを組まざるを得なかったが、1200mでこそのタイプ。これまではオープン特別止まりで、Gのつくレースでは通用しなかったが、5歳になり、馬もワンランク成長している。もっと上を目指したい」
2着 フライングアップル(田面木騎手)
「馬体が絞れ、やる気になっていた。3コーナーからずっとハミを噛んでいたよ。いい脚を使っただけに、悔しいよ」
3着 サクラミモザ(吉田隼騎手)
「ちょっと緩い感じの乗り味。手前を何度も替えていましたし。そんな状態でここまで粘るんですから、能力は相当ある馬です」
4着 ダイシングロウ(後藤浩騎手)
「後ろから行くのは予定どおり。もっと速く流れれば、どんぴしゃだったのにね。1200m、1400mだと折り合いがつくが、中山での差し切りはきついなぁ」
7着 ウエスタンヒート(伊藤工騎手)
「坂を登って苦しくなりましたが、骨折した影響は感じませんでしたし、高い能力を見せてくれました。これから良くなります」
8着 ダノンムロー(田中勝騎手)
「ペースが遅かったからね」
・文句なしの快勝。柴崎師が言うようにオープンでは強いレースをするのだが、重賞ではなぜか通用しない…。力の要る馬場が合うタイプなので新装函館や札幌で力をつけ、秋のスプリンターズSでその姿を見せてもらいたい。
●中山12R 4歳上1000万下(ダ1800m)
1着 シルクプレスト(江田照騎手)
「今日はスタートから一貫して流れに乗れたのがよかったね。行き切ったのがかえっていい方向に出てくれたよ」
・今日は作戦勝ちといったところか。近走も前目で渋太い競馬をするタイプだっただけに逃げたのが奏功。なお本馬は短距離でこそといっても過言ではないサクラバクシンオー産駒。母父リアルシャダイだとこの距離・クラスでも勝ち切れるのかと感心してしまった。
by 研究員サトナカ
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