【皐月賞】ダノンキングリー、ニシノデイジーら関東馬6頭の1週前追い切りコメント

■日曜中山11レース・皐月賞(G1)1週前情報

【4/3追い切り】

ダノンキングリー(牡3、美浦・萩原厩舎)・前走=共同通信杯1着
助手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F66.0-51.9-37.7-12.5秒をマーク。

【萩原清調教師のコメント】
「中間は放牧を挟んで順調にきていますし、1週前追い切りの動きも良かったと思います。馬の状態に合わせて調整しているので今回はここ2走と違ってウッド主体でやっていますが、馬体重の変化はあまりないなかで1戦ごとに馬体の成長を感じています。気性面に関しては特に変わらずきています。

新馬戦では僅差の勝利でしたが、その後の2戦は良い勝ちっぷりで内容も1戦ごとに良くなっていると評価しています。今回はG1で相手が強いですし距離延長についてもやってみないと分かりませんが、好レースを期待したいです。今後の調整については、馬の様子を見ながら判断したいと思います」


ニシノデイジー(牡3、美浦・高木登厩舎)・前走=弥生賞4着
勝浦正樹騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F67.4-51.1-37.3-12.7秒をマーク。

【高木登調教師のコメント】
「前走の敗因はよく分かりませんが、道悪が影響したのかもしれませんね。前走後はこれまでで1番堪えた感じで体も減りましたが、それを乗り越えて今は体調面は問題ありませんし、追い切りも2週前から楽々動けていて順調にきています。馬具をいろいろ試している状況で、物見もするので前走後はシャドーロールを着けていますが、現状では1番しっくりきているようなので多分競馬でも着けると思います。

前走は競馬で乗りやすかったようですけど、ハミも前走で使ったタイプから、その前に使っていたタイプに戻しています。あまりテンションを上げないように、レース当該週の追い切りは調整程度の予定です。ジョッキーには良いイメージを持ってレースに臨んでもらいたいです。できれば良馬場でやりたいですね」


エメラルファイト(牡3、美浦・相沢厩舎)・前走=スプリングS1着
石川裕紀人騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F66.4-51.7-38.2-12.5秒をマーク。

【相沢郁調教師のコメント】
「体も維持できていますし追い切りの動きも良く、デキは変わりありません。距離は2000に延びても大丈夫だと思います。前走はスタートが決まったことが良かったと思いますし、今回も同じ競馬ができればそれほど差はないと思います」

ナイママ(牡3、美浦・武藤厩舎)・前走=弥生賞8着
柴田大知騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、6F85.2-68.7-53.1-38.3-12.3秒をマーク。

【武藤善則調教師のコメント】
「弥生賞の後にすぐ美浦へきたので、急がずに調整できています。1週前追い切りはビシッとやって、ジョッキーも良い感触を掴んだようです。綺麗なトビで走りますし、稽古を積みながら体も増えてきています。

ここ2、3戦は物足りない結果ですが、トビが大きいのでヨーイドンの展開になると厳しいですからね。勝負どころからマクッていく感じで加速してスピードに乗れれば、そこまで見劣りはしないと思っています。レース当該週はサラッとやる予定です。デキは悪くありませんし、格好をつけてもらいたいです」


【4/4追い切り】

シュヴァルツリーゼ(牡3、美浦・堀厩舎)・前走=弥生賞2着
石橋脩騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F68.7-52.6-37.4-12.3秒をマーク。

【橋本助手のコメント】
「新馬戦を使った後は年内にもう1戦使う予定でしたが、トモに疲れが出て使えませんでした。その後は思ったより早く回復したので共同通信杯を目標にしましたが、熱発でまた予定を先延ばしすることになりました。順調さを欠いて思ったようにレースを使えませんでしたが、弥生賞に向けては至って順調に調整できました。

スタートがスムーズに行かず後ろからになりましたが、口向きに難しいところがあるのでジョッキーはその辺りに気を付けて乗ってくれました。直線ではよく伸びましたし、2着ではありましたが力を出したと思います。口向きも良くなりましたし賞金加算もできたので、2着でも悲観することはありません。順調さを欠くローテーションでしたが、キャリア2戦のフレッシュな状態で本番に臨めるので逆にすごく良かったかと思っています。これからは経験よりもいかにフレッシュな状態で臨めるかが大事だと思っています。

1週前追い切りでは、最後に手前を替えなかったり荒削りな面も残っていますが、競馬を使って上積みがありますしメンタル面も良い方に向いていて、更に良くなって臨めるなという印象を持っています」


ラストドラフト(牡3、美浦・戸田厩舎)・前走=弥生賞7着
A.シュタルケ騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、6F80.3-65.2-51.2-37.8-13.1秒をマーク。

【戸田博文調教師のコメント】
「シュタルケ騎手はノヴェリストに乗ったことはないようですが、ドイツの種馬ですし現役時代にどういうレースをしていたかもよく知っているみたいでした。ラストドラフトに乗ってみてノヴェリストとイメージが合うと話していましたし、良い感触を掴んでくれたようで気に入ってもらえたみたいで良かったです。1週前追い切りはやれば動き過ぎるくらいの馬なので気をつけてと指示をして、ジョッキーも80パーセントくらいのイメージで乗りますと答えてくれました。折り合いもつきましたし、抜け出す脚も速かったと話していました。やり過ぎないように気を付けた上で、あの動きであの時計ですからやはり能力が高いですね。

前走でチグハグな競馬をしてしまったストレスが残っていないか心配していましたが、心身共に疲れていない感じの動きでした。コンスタントに競馬を使ってきているので強い負荷をかける必要はありませんし、レース当該週に速い時計は必要ありません。ただ今回はG1ですし、これまで最終追い切りはポリトラックでサッとやってきましたが、動きにメリハリをしっかりつける目的でウッドに入れてパワー感を高めていければと思っています。厩舎としても期待している馬ですし、それに応えるだけのジョッキーに乗ってもらえるのは良いと思います」

【A.シュタルケ騎手のコメント】
「ノヴェリストのことはよく知っていますし、この馬はよく似ていますね。1週前追い切りは2馬身くらい後ろから行きましたが、馬の後ろにつけている間はリラックスして走れていましたし最後はすごく良い脚を使ってくれました。乗りやすいですし、すごく良い馬です。皐月賞へ向けて良い追い切りができましたし、良い枠を引けることを祈っています」