【NHKマイルC】マイルで反撃ファンタジスト梅田師「前走の借りを返せれば」

ファンタジスト

NHKマイルCに向けて調整されるファンタジスト

1日、NHKマイルCの追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走、皐月賞13着のファンタジスト(牡3、栗東・梅田智厩舎)は、助手を背に坂路で追われ、4F53.1-38.3-24.7-11.9秒をマークした。追い切り後に行われた共同会見での梅田智之調教師のコメントは以下のとおり。

【梅田智之調教師のコメント】
「(前々走のスプリングS2着を振り返って)体的にも皐月賞を見据えて、余裕を持っての仕上げだったし、レースの内容も思った以上に良かったので、皐月賞に凄く楽しみに迎えられると思っています。

(皐月賞を振り返って)元々距離はどうかなと思っていましたが、スプリングSの結果や内容で『何とか保つかな』と希望を持って向かったのですが、結果は距離が長かったかなと思いますね。

(中間の調整は)皐月賞に向けてピークに行くように造っていましたので、そこから今回、間が2週ということと、いかに状態をキープするかということに重きを置いて、中間は馬の様子を見ながら1週は疲れを抜く週に充てましたが、乗り出しも早かったし、中間の追い切りも『これぐらいでいいな』『これぐらいでいいな』と相談しながらやってきました。

(1週前追い切りの評価は)1週前の感じでは助手と相談しながら、間も詰まっているし、そんなに緩んでいないので、馬の気分を損なわないような…。その時もたまたま前に併せ馬がいたので、その後ろで折り合う、時計は平凡ですが、追い切りの内容としてはきれいな内容だったと思います。

(最終追い切りの指示は)先週56秒で、日曜日にも馬がボケているなということで、気合を入れてやって、今日もいい意味でボケているので、最後だけ伸ばすという、この馬はいつもこんな感じでやっているので、全体の時計は思ったより速かったのですが、上がってきた時の息の入りはいい頃と変わらないので、調子はいいと思っています。

(状態の最終ジャッジは)皐月賞を春の最大目標としてやってきたので、何とかその状態に近付けるように、毎日馬の様子を見ながら、先週、日曜、今日と馬の顔を見ながらやってきて、皐月賞の状態とほぼ変わらずいけるかなと思います。

(馬の成長は)この馬は使う毎に体重が増えてきて、ここに来て体重の成長曲線は鈍っているのですが、体はまだ成長していくだろうと思っていますし、気性がまだだいぶ幼いところがあるので、その辺が成長すればまだやれるなと思っています。

(東京は経験があるが、今回はタフなマイル)どれだけ前半リラックスして走れるかで終いの伸びにかかってくると思うので、中間はそういう折り合いなどを助手と話しながら調整してきたので、そこが勝負の分かれ目になると思います。

(流れに対応する器用さは)流れに関しては凄く器用な馬なので速くなっても付いて行けるだろうし、遅くなっても後ろで折り合えるなと思っています。

(セールスポイントは)今言った折り合い、乗りやすさですね。

(大一番に向けての抱負を)前走は人気を裏切った形になりましたが、次は自分の得意な舞台になると思うので、前走の借りを返せればと思います」

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ファンタジストを管理する梅田智之調教師