【安田記念】マイル最高峰の舞台で巻き返し狙う2頭の実力馬!…パトロールビデオ調査隊

<前走で不利を受けた馬リスト>

●6月2日(日)東京11R・安田記念(芝1600m)
ペルシアンナイト(牡5、栗東・池江寿厩舎)

前走:3月31日(日)阪神11R・大阪杯(芝1600m) 11着

前走の大阪杯は直線で外にいたブラストワンピース、内から張ってきたダンビュライトに挟まれて追えなくなる不利があった。脚色的に不利がなくとも3着以内には入らなかった可能性は高いものの、追えなくなる不利もあっての11着大敗と言っていいだろう。 加えて少々緩い馬場もこの馬には合わなかった。ペースも遅く、前半から行きたがっており、抑えるのにも一苦労、4コーナーでも外を回るロスがあるなど、競馬になっていなかった。池江師自ら「生涯最高のデキ」と語る今回は、東京の半周コースで実力をフルに発揮したいところだ。

●6月2日(日)東京11R・安田記念(芝1600m)
サングレーザー(牡5、栗東・浅見厩舎)

前走:3月31日(日)阪神11R・大阪杯(芝1600m) 12着

昨年末の香港以来3ヶ月半の休み明けを経て臨んだ、前走の大阪杯。テンションも高く、随所に休み明けの影響が見られた。致命的だったのは4コーナー。パトロールビデオが切り換わる付近だが、馬場の悪いところに脚を取られたか、思いっきり躓いてしまった。ここで勢いがそがれては厳しい。12着も仕方ない結果と言える。

今回は叩き2走目。ワンターンの東京に替わるのはいいだろう。昨年の安田記念も内枠先行馬有利の流れを外枠から外を回して差してきて、それでいて1着馬から0.2秒差の2着に食い込んだように、G1を勝てるだけの力はある。時計勝負にも対応可能で、人気薄ながら一発の可能性を秘める。


◆先週の結果◆

★日曜東京11R・日本ダービー ヴェロックス 3着(2人気)
外枠13番を引き、外を回す形となった今回の日本ダービー。前走は向正面で接触もあり、見た目ほどスムーズな競馬ができなかったこともあったから、今回は外を追走する形となった。直線までスムーズに運び、満を持して追い出されたものの、前を走るロジャーバローズ、ダノンキングリーを捉えきれず3着に終わった。

Cコース替わり1週目で内の荒れた部分がカバーされたことで、勝ったロジャーバローズはインをうまく立ち回り、2着ダノンキングリーも内で脚を溜めていたことを考えれば、負けて強しの3着だったと言える。今回はかなり仕上げられていただけに反動は心配になるが、秋に向けて、更なる
パワーアップを果たしてほしい。