リーチザクラウンが1年2カ月ぶりの復活の勝利!【マイラーズC】

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10年4月17日(土)、2回阪神7日目10Rで第41回 読売マイラーズカップ(GⅡ)(芝1600m)が行なわれ、安藤 勝己騎手騎乗の3番人気・リーチザクラウンが、シルポート・キングストリートらが勢いよく先行すると、宥めるように早目に進出。直線、内から先にトライアンフマーチが抜け出すと、トライアンフマーチを目がけるように終いを伸ばして差し勝ち。勝ちタイムは1:32.9(良)。

2着にはクビ差で、中団から進出した6番人気・トライアンフマーチ(牡4、栗東・角居厩舎)、3着には5番人気・キャプテントゥーレ(牡5、栗東・森厩舎)が続いて入線した。

なお、1番人気に支持されたスマイルジャックは、道中、外目に進路をとったが馬群を捌くのに手間取るシーンもみられ、伸び切れずに5着に敗れた。

リーチザクラウンは、「伝説の新馬戦」と後に謳われる08年10月26日の京都芝1800m戦で、ブエナビスタ、アンライバルド、スリーロールスらと同じレースでデビュー。デビュー戦こそ2着だったが、続く未勝利戦で2着に2.1秒差をつけて圧勝すると、暮れのラジオNIKKEI杯(GⅢ)ではロジユニヴァースの2着に健闘。

年が明けて、きさらぎ賞(GⅢ)を制したが、2番人気に推された皐月賞では13着に惨敗するも、日本ダービーでは2着に好走。 昨秋のGⅠ戦線では奮わず、ダートに挑んだ前走のフェブラリーSでも10着に終わっていたが、久々の芝のマイル戦で1年2カ月ぶりの復活の勝利となった。

勝ったリーチザクラウンは、全姉に昨年の小倉記念で3着に入ったクラウンプリンセスがいる血統。 馬主は臼田 浩義氏、生産者は千歳の社台ファーム。馬名の意味由来は「頂上に達する。転じて戴冠」。

騎乗していた安藤勝己騎手は、本レース2勝目。現役5人目となるJRA重賞通算70勝目。 同馬を管理する橋口弘次郎調教師は、本レース初勝利。JRA重賞は13年連続勝利となる通算78勝目。スペシャルウィーク産駒はJRA重賞通算19勝目。なお、2着にもスペシャルウィーク産駒が入り、同産駒のワン・ツー・フィニッシュとなった。

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リーチザクラウン
(牡4、栗東・橋口厩舎)
父:スペシャルウィーク
母:クラウンピース
母父:Seattle Slew
近親:クラウンプリンセス
通算成績:13戦4勝
その他の重賞勝利:09年きさらぎ賞(G3)


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