【セレクトセール総括】2日間の落札総額205億円超え!「世界中がびっくり」

吉田勝己代表

ノーザンファーム・吉田勝己代表

セレクトセール2019が7月8、9日の2日間にわたって北海道・ノーザンホースパークで行われた。初日(1歳馬部門)の総落札価格107億3200万円、2日目(当歳馬部門)の総落札価格97億8400万円、2日間の合計落札価格205億1600万円、平均価格の4932万円はいずれも過去最高を更新した。

●ノーザンファーム・吉田勝己代表
(初日の1歳馬部門を終えて)「驚きしかないですね。ロードカナロアの仔もハーツクライの仔も、なんでも高かったです。声を掛ける人の数も回数も多かったですね。下見の数からして凄かったので、参加される方が相当多いかと思っていました。良い馬にはみんな参加して、こんな数字(売上)はこれまで見たことがない。海外の人も高くてなかなか買えなかったみたいですね。世界中びっくりしていると思いますよ」

●社台ファーム・吉田照哉代表
(2日間の合計落札額が過去最高を更新)「外国の方とも話をしましたが、世界中見てもこんなセリはないということを仰っていましたね。値段も高かったですが、実際このセール出身馬が大舞台で勝ちまくっていますからね。競馬に近い1歳馬のほうが良いんじゃないかと思ってしまいますけど、当歳馬のほうからも走る馬がたくさん出ているので、それだけ良い馬が出ているということなんでしょうね。

皆さんセリに慣れて来て、相手の出方を見るような挙げ方をしていましたね。1億円以上の馬もたくさんいたんですが、いつもなら3000万円くらいの馬が、今年は4000~5000万円くらいまで値段が上がった馬が多かったように思います」

吉田照哉代表

社台ファーム・吉田照哉代表