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シャイニーナイト他/平林雅芳の3歳戦ピックアップ
2010/4/20(火)
土曜阪神3R
3歳未勝利
ダ1200m
勝ちタイム1.12.0
勝ち馬:フミノアカデミー(牡3、栗東・西浦厩舎)
新馬戦も終わって、アチコチに未出走馬が出てくるシーズンとなってきた。それぞれに事情があってデビューが遅れたものだろうが、素質ある馬がけっこういるもの。ここを制したのも初出走フミノアカデミーだが、それも直線入り口で最内から外へ出してきての差し切り。
最後は流し気味だった様子。ただの勝ち方とは違う内容に思えた・・。
先手を取ったのも、やはり初出走プリンセスネージュ。しかし、他馬もスッとは楽には行かせない。すぐにテイケイワイズにツルマルホクトが絡んで行き、3コーナー、4コーナー入り口と3頭がほぼ並ぶ格好でのレースとなった。35.7の3ハロンであり1000通過が59.7だが、終始息の入らないぐらいの流れと思える。
それでもツルマルホクトはその3頭での先行争いから、ゴール残り1ハロンでも粘りに粘っていた。そこを、道中は中団の後ろでポツンを馬群から途切れた位置を進んでいたフミノアカデミーが、4コーナーを廻る時も内ラチ沿いにいたのだが、そこから後ろを確認して鋭角的に外へ出してきて、一気に先行馬との差をなくし、そしてそこから追い上げての差し脚。それも抜け出てしまって、最後は手一杯ではなかったはず。
最後の1ハロンが12.3と、決して遅くないラップでの処を差してなお、最後は余力残し。自身の上がりもかなり速い数字で、35.3をマークした。
勝ち時計が1.12.0と遅くなく流し気味だったことを考えると、これは凄い数字となる。サクラバクシンオー産駒らしいスピードと一瞬の切れがある様だ。
次走500万下でのレースが楽しみになった馬であるのは間違いがなさそうだ・・。
土曜阪神6R
3歳500万下
ダ1800m
勝ちタイム1.51.8
勝ち馬:ミッキーバラード(牡3、栗東・池江郎厩舎)
未勝利戦のダートを勝った時が強い内容で、これはと思ったものであったが、やはりその感触は間違ってはいなかった。クラスが上がった今回も、内容こそ違え、ダートはかなり巧いといえる内容の2勝目をあげた。ミッキーバラードはまだまだ伸びそうで、同厩舎のダート巧者バーディバーディとは違った味の、ダートで走れる馬と思える。
2戦のキャリアながら、前走のダートでの勝ちっぷりの良さをお目が高いファンは見逃しはしない。1番人気に支持されたミッキーバラードの昇級緒戦のレースである。
このクラスで前走2着のトウカイトキメキが2番人気だが、その支持はオッズで3倍も違う。いかに信頼度が違うかがよく判る。
そのトウカイトキメキと2頭で先行していったのがビーチランデブー。2コーナーはトウカイトキメキが先頭だったが、向こう正面、3コーナーとビーチランデブーがペースを握った。このクラスならではのペースで、1000メートル通過が1.01.4とまずまずのペースである。
余力を残しての直線、1ハロンを過ぎてもビーチランデブーが粘っていたが、そこをスッとミッキーバラードが交わして行った。ビーチランデブーが粘ろうとする時にマジェスティバイオが強襲して、クビ差交わして2着に上がった。
ビーチランデブーは、ゴール寸前にまた手前を替えた様子で、ちょっともったいない3着であった。
最後の1ハロンが12.7。それほどにビーチランデブーの逃げペースは絶妙だったのだが、それを切れで上廻ったミッキーバラード。着差は1馬身ちょっとのものだが、数字以上のものを感じる。
天皇賞当日にオープンの端午Sがある。そこで骨っぽい相手と戦う事になるのだろう。やはりそこが第一関門であるのかも知れない。
土曜阪神11R
はなみずき賞
芝1800m
勝ちタイム1.47.7
勝ち馬:シャイニーナイト(牡3、栗東・橋口厩舎)
直線の残り1ハロンで3頭が並んだ。最内が逃げたシャイニーナイトで、その外にシルクアーネスト、さらにその外ネオファンタジアと、3頭が馬体を並ばせた。が、ネオファンタジアがやっぱり勝つのかと思えた瞬間に、それが間違いだと気が付く。ゴールが近づくほどに脚色が鈍ってしまうネオファンタジア。逆にシャイニーナイトは、一旦前に出られたシルクアーネストをも差し返す芸当を見せた。クビ差だったが、半馬身に近いほどのイメージで2勝目、それも実に渋い2勝目を挙げた・・・。
2コーナーのポケットからのスタートとなる関西の芝1800戦。当然、長い向こう正面を意識してジワッとした先行にほとんどのレースがなる。
ここもそんな流れで、最内からシャイニーナイトが出て行ったが、まずは平均ペースでの先行となった。その前にスタートでミカエルビスティーが一瞬置かれ気味となっていた。
ちょっと場内がどよめいた。結局、シャイニーナイトがマイペースで逃げて、2番手に若い国分恭Jのヒットメーカー。1000メートル通過が1.01.5と、これ以上はないユッタリなしたペースで行けた。3番手にシルクアーネスト。ネオファンタジアはまだ中団グループ。
しかし、4コーナーが近づくにつれ、外から一気にネオファンタジアが上がって好位に取り付いた。そして直線に入って来た。
直線1ハロンでシャイニーナイトに並んだシルクアーネスト。さらに勢い的にも上廻るネオファンタジア。
ネオが前に出たかと思えた瞬間に、内の2頭がもう一度前に出だして、ネオファンタジアの伸びが止まったかの様に見えた。
最内シャイニーナイトにシルクアーネストがもう一度伸び出す。3番手ネオファンタジアは、すっかりアゴが上がってしまったのか、直ぐ直後でエンジンがやっとかかったミカエルビスティーの勢いが優って、ネオは4着と敗退。
上がりの3ハロンが11.3~10.9~12.1であった。この10.9のところで、ネオファンタジアは先頭に踊り出るトップスピードを示したのだが、ゴールまで持続できなかった様子。
逆にシャイニーナイトはそんなペースを作っての勝利と、前走毎日杯4着はダテでない処を見せたものであった・・。
日曜阪神1R
3歳未勝利・牝
ダ1800m
勝ちタイム1.54.9
勝ち馬:ミラクルレジェンド(牝3、栗東・藤原英厩舎)
3コーナーあたりで中団に位置っするミラクルレジェンドの手応えが圧倒的にいい。直線に向いてやはり抜け出てきたのはミラクルレジェンドで、最後は流し気味のゴール。休み明けで初ダートだが、ちょっとここでは違う脚色で勝ち上がった・・。
ここも流れゆったりと進む流れ。逃げたローズクイーンの2番手をピッタリとマークしたキュルミナン。1.03.9だから十分に息の入る流れだ。しかしその3コーナーあたりで8番手ぐらいにいるミラクルレジェンドの手応えが、他の馬とはまるで違った。
4コーナーでは先に行っていたローズクイーンとキュルミナンが並んだが、好位グループのピュアストーン、さらにその外へタキオンコウショウと4頭が並ぶ。
しかし直線に入って、スッと出てきたのがミラクルレジェンド。さっと前の先行馬グループを並ぶ間もなく交わすと、もう先頭に踊り出た。後ろをチラッと見た鞍上の国分恭Jは、手綱を押しているだけで追っていない様なアクション。それでいて5馬身差の圧勝となった。
粘るキュルミナンを交わして、2着には同じような位置にいたヤマニンピサージュが突っ込んできたが、前からは遠く及ばない距離があった・・。
ミラクルレジェンドは、11月末からのレース間隔。馬体が少し戻って430キロ台の小柄な馬。初ダートではあったが、むしろ歓迎の内容であった。
次回昇級しても限定戦ならばおおいに楽しみがありそうだ。
日曜阪神5R
3歳未勝利
ダ1400m
勝ちタイム1.25.6
勝ち馬:シンコープリンス(牡3、栗東・湯窪厩舎)
前走2着馬がたった1頭で、シンコープリンスだけという組み合わせだった。それにしても今回の内容が今までと違った一面を見せての勝利で、一戦毎に競馬内容が良くなっていくこのシンコープリンス。伸びしろがけっこうありそうな感じ。そんな勝ちっぷりだった・・。
絶好の最内枠を引いたシンコープリンス。スタートから押して押してと前へ出た。勢いがついてからは楽な先行となった。むしろ2番手あたりに、ピカピカテッタとスカイサーファーが並んで行く流れ。終始誰にも絡まれず行けたのは大きいものだろう。でも、前半3ハロンの通過は35.6と決して遅くないものだ。
4コーナーでは、2番手が4頭並ぶ大混戦。
ヘッドザポールにナムラフォエバーが、前に行っていたピカピカテッタとスカイサーファーに並びかけたもの。
直線に入っても先頭のシンコープリンスの勢いは止まらない。鞍上の熊沢Jは、内馬場のオーロラビジョンで後続との差を確認しようとしたのか観ていた。そして最後にもう一度伸びる感じで、後続との差を広げて行った。
2着争いも、結局2番手グループの中でピカピカテッタだけが伸び切れなかっただけで、後は4コーナーで2番手に並んだ馬ばかり。結局は行った行ったの様相となった。
シンコープリンスは、ダート戦に矛先を替えてからが安定。2、3、2着ときて今回の勝利。ゲートの出も安定してきて、先行力も駆使しての勝利。
これならば、次走昇級しても楽しみが十分にありそうだ・・・。
★次回注目馬
土曜阪神11R
はなみずき賞
芝1800m
ミカエルビスティー(3着)(牡3、栗東・矢作厩舎)
(ポイント)
このレースでの上位馬、勝ったシャイニーナイトもそうだが、2着のシルクアーネストにこのミカエルビスティー、そして4着のネオファンタジアと上位4着までの馬は、次走自己条件ならば文句なく勝ちあがれる馬ばかり。
特にこのミカエルビスティーは、ゲート・オープンした時点でハンデがあってのもの。
上がりだけの競馬となった中で、じっと終いにだけ集中してのレースぶりでメンバー中最速の33.6の脚を使ってのものである。
さしずめ、府中コースならば間違いなく勝ち上がりそうだ・・。
日曜阪神4R
3歳未勝利
ダ1800m
フィールドドリーム(2着)(牡3、栗東・石坂厩舎)
(ポイント)
相手が悪かった、そんな印象の負け方だった。上手く先手を取っての競馬であったが、その当面の相手がビッタリとマークしてくる始末。向こう正面は単騎逃げだったが、勝負処の3コーナーからピタッと馬体を並ばされてのもの。
それでいてそのルグランヴォヤージに1馬身しか負けなかった内容。もし相手がそこまで執拗に攻めてこなかったら、勝ち名乗りはこの馬だったかもと思える内容だった。
次走は圧倒的人気になるだろうが、キッチリと答えを出してもくれそうだ・・。
日曜阪神6R
3歳未勝利
芝1800m
スマートキングダム(3着)(牡3、栗東・小崎厩舎)
(ポイント)
勝ったのがハードダダンダン。3コーナーから積極的に出て行ってのクビ差勝ちで、着差以上の強さを見せていた。2着も近走充実のヤマニンガーゴイルであり、まずまず本命サイドでおさまった一戦ではある。しかし初出走のこのスマートキングダム、道中も好位グループのちょい後ろめでの競馬、直線で外へ出して伸びてきたもの。しっかりとした末脚でもあった。
ずーっと高田Jがケイコをつけている馬で、呼吸もあっているのは確か。既出走馬相手でのものだから、値打ちは十分。次走はもっとやれそうだと思える。
3歳未勝利
ダ1200m
勝ちタイム1.12.0
勝ち馬:フミノアカデミー(牡3、栗東・西浦厩舎)
新馬戦も終わって、アチコチに未出走馬が出てくるシーズンとなってきた。それぞれに事情があってデビューが遅れたものだろうが、素質ある馬がけっこういるもの。ここを制したのも初出走フミノアカデミーだが、それも直線入り口で最内から外へ出してきての差し切り。
最後は流し気味だった様子。ただの勝ち方とは違う内容に思えた・・。
先手を取ったのも、やはり初出走プリンセスネージュ。しかし、他馬もスッとは楽には行かせない。すぐにテイケイワイズにツルマルホクトが絡んで行き、3コーナー、4コーナー入り口と3頭がほぼ並ぶ格好でのレースとなった。35.7の3ハロンであり1000通過が59.7だが、終始息の入らないぐらいの流れと思える。
それでもツルマルホクトはその3頭での先行争いから、ゴール残り1ハロンでも粘りに粘っていた。そこを、道中は中団の後ろでポツンを馬群から途切れた位置を進んでいたフミノアカデミーが、4コーナーを廻る時も内ラチ沿いにいたのだが、そこから後ろを確認して鋭角的に外へ出してきて、一気に先行馬との差をなくし、そしてそこから追い上げての差し脚。それも抜け出てしまって、最後は手一杯ではなかったはず。
最後の1ハロンが12.3と、決して遅くないラップでの処を差してなお、最後は余力残し。自身の上がりもかなり速い数字で、35.3をマークした。
勝ち時計が1.12.0と遅くなく流し気味だったことを考えると、これは凄い数字となる。サクラバクシンオー産駒らしいスピードと一瞬の切れがある様だ。
次走500万下でのレースが楽しみになった馬であるのは間違いがなさそうだ・・。
土曜阪神6R
3歳500万下
ダ1800m
勝ちタイム1.51.8
勝ち馬:ミッキーバラード(牡3、栗東・池江郎厩舎)
未勝利戦のダートを勝った時が強い内容で、これはと思ったものであったが、やはりその感触は間違ってはいなかった。クラスが上がった今回も、内容こそ違え、ダートはかなり巧いといえる内容の2勝目をあげた。ミッキーバラードはまだまだ伸びそうで、同厩舎のダート巧者バーディバーディとは違った味の、ダートで走れる馬と思える。
2戦のキャリアながら、前走のダートでの勝ちっぷりの良さをお目が高いファンは見逃しはしない。1番人気に支持されたミッキーバラードの昇級緒戦のレースである。
このクラスで前走2着のトウカイトキメキが2番人気だが、その支持はオッズで3倍も違う。いかに信頼度が違うかがよく判る。
そのトウカイトキメキと2頭で先行していったのがビーチランデブー。2コーナーはトウカイトキメキが先頭だったが、向こう正面、3コーナーとビーチランデブーがペースを握った。このクラスならではのペースで、1000メートル通過が1.01.4とまずまずのペースである。
余力を残しての直線、1ハロンを過ぎてもビーチランデブーが粘っていたが、そこをスッとミッキーバラードが交わして行った。ビーチランデブーが粘ろうとする時にマジェスティバイオが強襲して、クビ差交わして2着に上がった。
ビーチランデブーは、ゴール寸前にまた手前を替えた様子で、ちょっともったいない3着であった。
最後の1ハロンが12.7。それほどにビーチランデブーの逃げペースは絶妙だったのだが、それを切れで上廻ったミッキーバラード。着差は1馬身ちょっとのものだが、数字以上のものを感じる。
天皇賞当日にオープンの端午Sがある。そこで骨っぽい相手と戦う事になるのだろう。やはりそこが第一関門であるのかも知れない。
土曜阪神11R
はなみずき賞
芝1800m
勝ちタイム1.47.7
勝ち馬:シャイニーナイト(牡3、栗東・橋口厩舎)
直線の残り1ハロンで3頭が並んだ。最内が逃げたシャイニーナイトで、その外にシルクアーネスト、さらにその外ネオファンタジアと、3頭が馬体を並ばせた。が、ネオファンタジアがやっぱり勝つのかと思えた瞬間に、それが間違いだと気が付く。ゴールが近づくほどに脚色が鈍ってしまうネオファンタジア。逆にシャイニーナイトは、一旦前に出られたシルクアーネストをも差し返す芸当を見せた。クビ差だったが、半馬身に近いほどのイメージで2勝目、それも実に渋い2勝目を挙げた・・・。
2コーナーのポケットからのスタートとなる関西の芝1800戦。当然、長い向こう正面を意識してジワッとした先行にほとんどのレースがなる。
ここもそんな流れで、最内からシャイニーナイトが出て行ったが、まずは平均ペースでの先行となった。その前にスタートでミカエルビスティーが一瞬置かれ気味となっていた。
ちょっと場内がどよめいた。結局、シャイニーナイトがマイペースで逃げて、2番手に若い国分恭Jのヒットメーカー。1000メートル通過が1.01.5と、これ以上はないユッタリなしたペースで行けた。3番手にシルクアーネスト。ネオファンタジアはまだ中団グループ。
しかし、4コーナーが近づくにつれ、外から一気にネオファンタジアが上がって好位に取り付いた。そして直線に入って来た。
直線1ハロンでシャイニーナイトに並んだシルクアーネスト。さらに勢い的にも上廻るネオファンタジア。
ネオが前に出たかと思えた瞬間に、内の2頭がもう一度前に出だして、ネオファンタジアの伸びが止まったかの様に見えた。
最内シャイニーナイトにシルクアーネストがもう一度伸び出す。3番手ネオファンタジアは、すっかりアゴが上がってしまったのか、直ぐ直後でエンジンがやっとかかったミカエルビスティーの勢いが優って、ネオは4着と敗退。
上がりの3ハロンが11.3~10.9~12.1であった。この10.9のところで、ネオファンタジアは先頭に踊り出るトップスピードを示したのだが、ゴールまで持続できなかった様子。
逆にシャイニーナイトはそんなペースを作っての勝利と、前走毎日杯4着はダテでない処を見せたものであった・・。
日曜阪神1R
3歳未勝利・牝
ダ1800m
勝ちタイム1.54.9
勝ち馬:ミラクルレジェンド(牝3、栗東・藤原英厩舎)
3コーナーあたりで中団に位置っするミラクルレジェンドの手応えが圧倒的にいい。直線に向いてやはり抜け出てきたのはミラクルレジェンドで、最後は流し気味のゴール。休み明けで初ダートだが、ちょっとここでは違う脚色で勝ち上がった・・。
ここも流れゆったりと進む流れ。逃げたローズクイーンの2番手をピッタリとマークしたキュルミナン。1.03.9だから十分に息の入る流れだ。しかしその3コーナーあたりで8番手ぐらいにいるミラクルレジェンドの手応えが、他の馬とはまるで違った。
4コーナーでは先に行っていたローズクイーンとキュルミナンが並んだが、好位グループのピュアストーン、さらにその外へタキオンコウショウと4頭が並ぶ。
しかし直線に入って、スッと出てきたのがミラクルレジェンド。さっと前の先行馬グループを並ぶ間もなく交わすと、もう先頭に踊り出た。後ろをチラッと見た鞍上の国分恭Jは、手綱を押しているだけで追っていない様なアクション。それでいて5馬身差の圧勝となった。
粘るキュルミナンを交わして、2着には同じような位置にいたヤマニンピサージュが突っ込んできたが、前からは遠く及ばない距離があった・・。
ミラクルレジェンドは、11月末からのレース間隔。馬体が少し戻って430キロ台の小柄な馬。初ダートではあったが、むしろ歓迎の内容であった。
次回昇級しても限定戦ならばおおいに楽しみがありそうだ。
日曜阪神5R
3歳未勝利
ダ1400m
勝ちタイム1.25.6
勝ち馬:シンコープリンス(牡3、栗東・湯窪厩舎)
前走2着馬がたった1頭で、シンコープリンスだけという組み合わせだった。それにしても今回の内容が今までと違った一面を見せての勝利で、一戦毎に競馬内容が良くなっていくこのシンコープリンス。伸びしろがけっこうありそうな感じ。そんな勝ちっぷりだった・・。
絶好の最内枠を引いたシンコープリンス。スタートから押して押してと前へ出た。勢いがついてからは楽な先行となった。むしろ2番手あたりに、ピカピカテッタとスカイサーファーが並んで行く流れ。終始誰にも絡まれず行けたのは大きいものだろう。でも、前半3ハロンの通過は35.6と決して遅くないものだ。
4コーナーでは、2番手が4頭並ぶ大混戦。
ヘッドザポールにナムラフォエバーが、前に行っていたピカピカテッタとスカイサーファーに並びかけたもの。
直線に入っても先頭のシンコープリンスの勢いは止まらない。鞍上の熊沢Jは、内馬場のオーロラビジョンで後続との差を確認しようとしたのか観ていた。そして最後にもう一度伸びる感じで、後続との差を広げて行った。
2着争いも、結局2番手グループの中でピカピカテッタだけが伸び切れなかっただけで、後は4コーナーで2番手に並んだ馬ばかり。結局は行った行ったの様相となった。
シンコープリンスは、ダート戦に矛先を替えてからが安定。2、3、2着ときて今回の勝利。ゲートの出も安定してきて、先行力も駆使しての勝利。
これならば、次走昇級しても楽しみが十分にありそうだ・・・。
★次回注目馬
土曜阪神11R
はなみずき賞
芝1800m
ミカエルビスティー(3着)(牡3、栗東・矢作厩舎)
(ポイント)
このレースでの上位馬、勝ったシャイニーナイトもそうだが、2着のシルクアーネストにこのミカエルビスティー、そして4着のネオファンタジアと上位4着までの馬は、次走自己条件ならば文句なく勝ちあがれる馬ばかり。
特にこのミカエルビスティーは、ゲート・オープンした時点でハンデがあってのもの。
上がりだけの競馬となった中で、じっと終いにだけ集中してのレースぶりでメンバー中最速の33.6の脚を使ってのものである。
さしずめ、府中コースならば間違いなく勝ち上がりそうだ・・。
日曜阪神4R
3歳未勝利
ダ1800m
フィールドドリーム(2着)(牡3、栗東・石坂厩舎)
(ポイント)
相手が悪かった、そんな印象の負け方だった。上手く先手を取っての競馬であったが、その当面の相手がビッタリとマークしてくる始末。向こう正面は単騎逃げだったが、勝負処の3コーナーからピタッと馬体を並ばされてのもの。
それでいてそのルグランヴォヤージに1馬身しか負けなかった内容。もし相手がそこまで執拗に攻めてこなかったら、勝ち名乗りはこの馬だったかもと思える内容だった。
次走は圧倒的人気になるだろうが、キッチリと答えを出してもくれそうだ・・。
日曜阪神6R
3歳未勝利
芝1800m
スマートキングダム(3着)(牡3、栗東・小崎厩舎)
(ポイント)
勝ったのがハードダダンダン。3コーナーから積極的に出て行ってのクビ差勝ちで、着差以上の強さを見せていた。2着も近走充実のヤマニンガーゴイルであり、まずまず本命サイドでおさまった一戦ではある。しかし初出走のこのスマートキングダム、道中も好位グループのちょい後ろめでの競馬、直線で外へ出して伸びてきたもの。しっかりとした末脚でもあった。
ずーっと高田Jがケイコをつけている馬で、呼吸もあっているのは確か。既出走馬相手でのものだから、値打ちは十分。次走はもっとやれそうだと思える。
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