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【札幌記念】巻き返し狙うペルシアンナイト「初ブリンカーいい感じ」とデムーロ騎手
2019/8/14(水)
芝コースで軽快に動くペルシアンナイト(奥)
14日、札幌記念(G2)の追い切りが札幌競馬場で行われた。
●前走、安田記念10着のペルシアンナイト(牡5、栗東・池江寿厩舎)は、M.デムーロ騎手を背に札幌競馬場芝コースで追われ、5F65.6-51.0-37.2-11.6秒をマークした。
【M.デムーロ騎手のコメント】
「最終追い切りは終いに気合いを入れましたが、先々週、先週とやってきていますし、いつも通り変わらず良い状態です。今回は初めてブリンカーを着けましたが、良い感じでした」
【斉藤助手のコメント】
「前走はスタートで不利を受けた馬たちのなかでも、より大きな不利を受けてしまいましたからね。前も止まらない馬場でしたし、仕方ありません。6月のレースを使ってそれほど間隔があいている訳ではありませんし、牧場でも乗ってきているので休み明け感はありません。結構早めに札幌に入厩して暑いときは少しバテましたが、今は涼しくなってシャキッとしてきました。
今回はデムーロ騎手から進言があって調教でもブリンカーを着けていますが、大きな変わりはありません。洋芝適性については分かりませんが、パンパンの良馬場の方が合うタイプです。大阪杯で2着にきていますし、距離2000は問題ないと思います。一度リズムを崩すと厳しくなるタイプなので、とにかくリズム良く運べればと思っています」
●前走、クイーンS5着のエイシンティンクル(牝6、栗東・上村厩舎)は、助手を背に札幌競馬場芝コースで追われ、ラスト1F14.3秒をマークした。
【上村洋行調教師のコメント】
「前走は1800を使ってみてハミをガッツリ噛んでしまうようならキーンランドカップに向かおうかとも思っていましたが、あのような競馬をして新たな一面を見せてくれたので札幌記念に向かうことにしました。
前走は休み明けで乗り込んではいましたが、そこまでビッチリと仕上げてはいなかったので叩いた分の上積みもあると思います。追い切り時計はやれば出ますけどテンションを上げ過ぎないように、最終追い切りはいつも通り軽めに調整しました。輸送をすると体がガクッと減りますし、テンション面を考えても滞在は合っていますね。
これまでは競って粘り込む形を理想としていましたが、前走を見るとハナにこだわらなくても良さそうですし、出た感じで運んでもらえれば良いと思います。メンバーが強いなかでどんな競馬をしてくれるか、ですね」
最終追い切りは軽めのクルーガー
●前走、クイーンエリザベスS2着のクルーガー(牡7、栗東・高野厩舎)は、丸山元気騎手を背に札幌競馬場芝コースで追われ、6F80.5-64.7-50.5-36.5-11.5をマークした。
【丸山元気騎手のコメント】
「先週やっている分気持ちが入っていましたし、最終追い切りはサラッとやりました。操縦性があってすごく乗りやすかったですし、反応も良く自在性がありそうです」
【松井助手のコメント】
「前走はよく頑張ってくれましたし、向こうの環境にも馴染んでいたのではないかと思います。いろいろ良くなっていったことが、上手く噛み合いました。札幌入厩当初と比べて動きもキビキビしていましたし、休み明けでも良い感じです。涼しいですし、夏バテの症状も見られません。元々輸送をすると体が減るタイプですが、今回は滞在で輸送がないので少し減るくらいではないかと思います。
調教で坂井騎手に乗ってもらった時は、まだ息遣いは更に良くなってきそうな雰囲気だったようです。洋芝適性もありますし、2000でも結果を出しているので距離も問題ありません。乗っていて自由自在ですし指示に従順なので、マイルもこなせます。ここもメンバーが強いですけど、普段通りの力を出せれば好走できるのではないかと思います」
順調にきているクロコスミア
●前走、ヴィクトリアマイル3着のクロコスミア(牝6、栗東・西浦厩舎)は、助手を背に札幌競馬場ダートコースで追われ、5F68.1-52.1-37.9-11.8秒をマークした。
【北添助手のコメント】
「前走後は疲れが出ましたが、順調に回復しましたし札幌入厩後も順調です。帰厩してすぐの頃と比べると、やるごとに実が入ってきて良い感じです。最終追い切りは感触を確かめる程度でしたが、内容も良かったですし完全にスイッチが入りました。馬なりでこのくらいの時計を出したようにG1を使うときの雰囲気に近いですし、力は出せると思います。
馬が去年よりも成長していますし、去年の札幌記念は5ヶ月振りで臨んだので今回の方が良いのではないかと思います。経験値が高いですし、賢い馬です。戸崎騎手も前走で久々にこの馬に乗って良い結果を出してくれましたし、逃げて勝ったこともあるのでジョッキーのなかでもいろいろなパターンがあるんだろうと思います」
心身ともに大人になったゴーフォザサミット
●前走、目黒記念4着のゴーフォザサミット(牡4、美浦・藤沢和厩舎)は、柴山雄一騎手(レースは石橋脩騎手)を背に札幌競馬場芝コースで追われ、5F67.4-51.6-36.7-11.6秒をマークした。
【藤沢和雄調教師のコメント】
「ここまでゆっくり慎重に使ってきましたが、この休みを挟んで意外と良くなってきているのでビックリしています。ヒョロッとした感じがありましたが、だいぶしっかりしてきました。このメンバー相手にどれだけやれるか楽しみです」
【千島助手のコメント】
「去年と比べて馬が心身共に大人になったかと思います。今回は2000ですが、洋芝ならこのくらいの距離の方が良いかもしれませんね。相手が揃っていますが、上手く流れに乗れる位置から競馬ができればと思います」
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