【紫苑S】勝って勢いに乗るレッドベルディエスら4頭の追い切りコメント

レッドベルディエス

秘める素質は高いレッドベルディエス(中)

4日、紫苑S(G3)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

●前走、織姫賞1着のレッドベルディエス(牝3、美浦・鹿戸雄厩舎)は、助手を背に坂路コースで追われ、4F54.5-39.3-25.2-12.1秒をマークした。

【鹿戸雄一調教師のコメント】
「前走は後ろからきたのはこの馬だけでしたし、展開がキツかったのに結果を出した辺りは力が違ったかと思います。中間にザ石がありましたが問題ありませんし、最終追い切りでは時計も楽に出ました。余裕があって良いですね。能力はある馬ですし、3年前に勝ったビッシュと同じくらい走ってほしいです」

●前走、3歳上1勝クラス(7/7・福島・芝2000)1着のパッシングスルー(牝3、美浦・黒岩厩舎)は、助手を背に坂路コースで追われ、4F52.7-38.3-24.9-12.5秒をマークした。

【黒岩陽一調教師のコメント】
「坂路を2本上がれていることは大きいですね。体がしっかりしてきているので、坂路を2本上がって2本目を追い切りにして強度の高い負荷をかけられています。追い切りの動きは引き続き良いですし、順調にきています。前走も良い状態で臨めましたし、レース後の回復度合いも良いですし成長も見られます。ここまでの臨戦過程がすごく良いので楽しみにしています」

パッシングスルー

逞しさを増しているパッシングスルー

●前走、3歳上1勝クラス(6/23・東京・芝1800)1着のアップライトスピン(牝3、美浦・池上和厩舎)は、田辺裕信騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F67.5-51.9-37.6-11.8秒をマークした。

【池上昌和調教師のコメント】
「前走は終いに良い脚を使ってくれましたし、よく勝ち切ってくれたと思います。前走後は放牧に出して、牧場でも乗り込んできましたし帰厩後も順調にきています。最終追い切りは終い重点の内容でしたが、体が減らなくなってきたことで2週続けてしっかりやれましたし力を出せる態勢は整っています。今回中山コースは初めてですが、センスの良い馬なので問題ないと思いますし重賞でどれだけやれるか楽しみにしています」

アップライトスピン

非凡なセンスを持つアップライトスピン

●前走、檜山特別1着のメイクハッピー(牝3、美浦・新開厩舎)は、大野拓弥騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F64.7-50.5-36.3-12.4秒をマークした。

【新開幸一調教師のコメント】
「前走後は短期放牧に出しました。視野に入れていたブリーダーズゴールドカップは使えませんでしたが、函館競馬場でも乗っていましたし仕上がりは問題ありません。今週から美浦のウッドチップコースが新しくなって走りやすかったですし、簡単に時計も出て非常に良い感じで最終追い切りができました。素軽い走りをするので、芝も問題ありません」